役員紹介会社情報 / 会社概要
多様な専門性を持つリーダーシップチームがビジョン達成に向けて成長をリードしています。
(2024年10月1日現在)
取締役/監査役
エグゼクティブチーム
可児 行夫
代表取締役会長Global CEO
2023年4月、可児行夫は会長Global CEOに任命されました。Global CEOとしての彼の主な責務は、組織のグローバリゼーションを推進すること、事業パートナーとの関係を強化すること、そして多様でオープンな文化を創出することです。LNG、再生可能エネルギー、水素アンモニアにおける彼の深い経験は、同社の世界的なコラボレーションと人財の活用において重要な役割を果たしています。
前職では、同社の事業開発部門の責任者として、LNGに加えて再生可能エネルギーと水素アンモニア事業の立ち上げをリードしました。また、JERAのチーフストラテジーオフィサーとして、Mission/Vision/競争戦略のフレームを策定し、同社のグローバル燃料トレーディング事業会社であるJERA Global Marketsの設立を主導しました。
LNG分野では30年以上の経験を持ち、特に東京電力での長期間にわたるキャリアでは、同社初のLNG船保有事業と上流投資事業をリードし、下流プレイヤーである電力会社によるLNGバリューチェーンの構築という革新的な実績を残しました。これらの経験は彼に、東京電力と中部電力のジョイントベンチャーであるJERA創設という、グローバルエネルギー企業の構想を描かせることを可能にし、JERAの設立に大きく貢献しました。
1986年に青山学院大学で経済学を専攻し、1994年に米コロンビアビジネススクールにてMBAを取得しています。
東京在住の日本国籍で、スイス、英国、米国、豪州に住んだ経験があります。
奥田 久栄
代表取締役社長CEO兼COO
奥田久栄は、2023年4月よりJERAの代表取締役社長CEO兼COOを務めています。効果的な資本政策と強固な組織・人財戦略を通じて、健全な企業理念と文化を醸成することで、当社の成長を促進する役割を担っています。
日本のエネルギー部門で戦略立案から運営まで豊富な経験を有する同氏は、JERAの組織と事業資産全体の強靭化に重点を置きつつ、脱炭素戦略の策定と実行を進めています。こうした活動によって、日本への安定的かつクリーンなエネルギー供給の確保に貢献しています。
1988年に中部電力にてキャリアをスタートし、エネルギー業界における幅広い知識と経験を身につけました。これには、キャリアの初期段階でベルギー・ブリュッセルの欧州委員会への派遣も含まれます。
2019年にJERAに加わる以前には、中部電力においてJERA設立構想の具現化と燃料及び火力発電資産の統合プロセスを主導しました。
JERA参画後は、経営企画を担当する常務執行役員、副社長及び取締役として、責任あるさまざまな役割を経験しています。戦略、経営計画、事業調査、そして広報の管掌において中心的な役割を果たし、特筆すべきは、JERAの脱炭素化への取り組みを定めるJERAゼロエミッション2050ロードマップの策定をリードしました。
1988年に早稲田大学の政治経済学部を卒業しています。
余暇にはクラシック音楽を聴き、また建築物を見て回ることを楽しんでいます。
酒入 和男
取締役 副社長執行役員
Chief Financial Officer
酒入和男は2019年4月に当社の取締役常務執行役員CFOに就任し、2022年4月に取締役副社長執行役員CFOに昇格しました。
金融機関や投資銀行、M&Aアドバイザリー会社で培った専門知識やグローバル業務経験を活かし、JERAの成長戦略を、財務、非財務の両面から支えるとともに、企業価値向上に向けた取り組みをリードしています。
JERAに入社する以前は、独立系M&AアドバイザリーファームであるGCA株式会社(”GCA”、現、フーリハン・ローキー株式会社)で、執行役員兼アジア地域統括責任者を務めていました。
1987年に東京銀行(現、三菱UFJ銀行)でキャリアをスタートさせ、東京とニューヨークの投資銀行部門に勤務、三菱証券(現、三菱UFJモルガン・スタンレー証券)を経て、GCAに入社、通算25年超にわたり、クロスボーダーM&A業務に携わりました。
1987年に慶應義塾大学法学部政治学科を卒業しています。
元高校球児。少年野球のコーチを長年務める等、根っからの野球好き。
渡部 哲也
取締役 副社長執行役員
Chief Operation & Maintenance (O&M)
Engineering Officer(COMEO)
渡部哲也は、2023年7月よりJERAのChief Operation & Maintenance (O&M) Engineering Officerを務めています。火力発電所の計画、建設、運営における豊富な経験を活かし、当社の発電設備の安全かつ安定した運営を確保しています。また、発電所のデジタルトランスフォーメーション(DX)と脱炭素化の取り組みを推進することにより、O&Mエンジニアリング事業における競争優位性を促進しています。
2019年4月よりJERAに参加し、常務執行役員として最適化本部に所属、2021年4月からはO&Mエンジニアリング部門のヘッドに任命されています。
JERAに参加する前、2016年に中部電力の発電カンパニーの発電企画室長として任命され、発電事業をJERAに統合するチームを率いました。
彼は1987年に中部電力にエンジニアとして入社し、30年以上にわたり火力発電所の計画、建設、運営に携わり、高効率発電による安定した電力供給に貢献しました。また、ガス供給事業の開発にも関わり、中部電力の包括的なエネルギー事業会社への変革に貢献しました。
1987年に京都大学で工学部の学士号を、1996年に名古屋市立大学で経済学の修士号を取得しました。
愛知県名古屋市出身で、結婚しており、3人の子供の父親です。
ジョセフ・M・ネイラー
独立社外取締役
ジョセフ・ネイラーは2021年4月よりJERAの社外取締役を務めています。
グローバルエネルギー企業での多岐にわたる経験を活かし、当社の中長期的な価値向上のための意思決定に対し、適切な助言を提供します。
彼の前職は、米多国籍エネルギー企業であるChevron Corporationの政策・政府・公務担当バイスプレジデントであり、世界中の取引先や政府との関係構築に携わりました。
Chevronに1982年に入社後、36年の同社でのキャリアにおいて、エンジニア、トレーディング&ロジスティクス、マーケティング、事業開発を歴任し、また戦略企画のバイスプレジデントとして資本やリソースの配分を統括していました。
ミシガン大学で化学工学の理学士号を取得しています。
米国がん協会のボランティアを務め、2017年から2022年まで全国理事会のメンバーとして活動していました。
鈴木 みゆき
独立社外取締役
鈴木みゆきは2021年4月、JERAの独立社外取締役に任命されました。彼女は、IT分野をはじめとする複数業界のビジネスリーダーとしての広範な国際経験、及び他の様々な取締役会での仕事を通じての企業統治の理解に基づき、当社の事業を多面的な視点から助言し、健全な企業経営をサポートしています。
1982年に英国ロンドンのロイターに入社し、8ヵ国での勤務を経て、シンガポールに拠点を置くロイター東南アジアのマネージングディレクターに任命されるまで、15年間働きました。日本テレコム株式会社でのエグゼクティブバイスプレジデント兼コンシューマービジネス責任者、LexisNexisでのアジア太平洋地域CEO、KVH株式会社での社長兼CEO及び副会長、ジェットスタージャパン株式会社での最高経営責任者兼代表取締役、シスコシステムズジャパンでの社長兼ゼネラルマネージャー、そしてシンガポールに拠点を置くシスコシステムズのアジア太平洋、日本、中国地域の社長として、上級経営陣としての役割を務めました。
彼女はオックスフォード大学で近代史の優等学位を取得しています。
彼女は、特に女性リーダーシップを中心とした、日本企業でのDEI(多様性、公平性、包括性)を推進するさまざまな取り組みに従事しています。趣味は音楽、ピアノを弾くこと、ハイキング、鳥観察です。
ジョン・リットンハウス
独立社外取締役
ジョン・リットンハウスは2023年6月にJERAの独立社外取締役に任命されました。当社のエネルギー市場での活動に焦点を当て、コモディティトレーディングでの広範な経験に基づいて最適化戦略とリスクガバナンスに貢献しています。
彼は1999年にEDF Trading Limitedを共同設立し、20年以上をかけて同社をエネルギー卸取引市場のグローバルリーダーに発展させ、2019年末に退職するまで13年間、最高経営責任者を務めました。この期間中、ジョンは中部エナジートレーディングというジョイントベンチャーを形成しましたが、この会社はJERAの燃料トレーディング会社であるJERA Global Marketsの前身となっています。 現在、彼はJERA Americas、D.Trading BV、DRI BV、Spearmint Energy LLCの取締役を務め、Roscommon Analytics CEOのシニアアドバイザーを務めています。
デラウェア大学で会計学の学士号(1980年)、フォーダム大学でMBAファイナンス(1988年)を取得しています。
結婚しており、5人の子供がおり、ニューヨークに住んでいます。彼は情熱的なマスターズスイマーであり、背泳ぎのイベントでヨーロッパとイギリスの記録を保持しています。
リム・フィーホア
独立社外取締役
リム・フィーホアは、2023年6月にJERAの独立社外取締役に任命されました。彼女が持つアジア地域での豊富な政治とビジネス経験、及び人的ネットワークは、JERAが進めるアジアでのエネルギービジネス拡大と地政学リスクの管理において多大な貢献をもたらしています。
彼女は1989年にスイス銀行コーポレーション(現UBS Group AG)に入社し、1992年にジャーディン・フレミング、2000年にテマセク・ホールディングスに加わりました。1996年にシンガポール議会に選出され、シンガポールの首相官邸の大臣、同時に財務および交通の第二大臣を含む高位職を歴任しました。
2011年に議会を退任した後、彼女は金融および産業分野で働き、Jardine Cycle & Carriage Limited、Re Sustainability Limited、Summit Power Internationalの非常勤独立取締役、Asia Pacific Exchangeの非常勤独立会長、および2011年から2023年までKKRのシニアアドバイザーとして活動しました。現在、彼女はInternational Valuation Standards Councilの会長、日本ペイントホールディングスの非常勤独立取締役、およびJapfa Ltdの非常勤独立会長を務めています。
彼女は、ケンブリッジ大学で数学/工学の修士を、そしてカリフォルニア大学ロサンゼルス校アンダーソン経営大学院でMBAファイナンスを取得しています。
渡辺 章博
社外取締役
渡辺章博は、2024年6月よりJERAの社外取締役を務めています。グローバルM&Aアドバイザリーファームの創業者として、数多くのM&A案件のアドバイザリーや企業価値評価等のサービス展開を主導してきました。また国内外多数の企業の取締役として、コーポレート・ガバナンスの構築に長年携わってきています。これらの豊富な実績により、グローバルな視点での当社企業価値最大化とガバナンス強化に貢献しています。
1982年に米会計事務所ピ−トマーウイック(現KPMG)のニューヨーク事務所に入社し、1985年には米国公認会計士試験に合格、主にM&A部門で日本企業による米国企業の買収に従事しました。1990年には、同社で日本人として最年少パートナーとなっています。
1994年に帰国後、KPMGコーポレート・ファイナンスの代表に就任。2004年にM&AアドバイザリーファームであるGCA(現フーリハン・ローキー)を共同創業し、2006年の東証上場、2008年の米投資銀行サヴィアンとの経営統合を経て、同社をグローバルM&Aアドバイザリー企業に成長させました。2022年には米フーリハン・ローキーと経営統合し、現在は同社会長を務めています。
また、印ランバクシー、マルホ、ユニー・ファミリーマートホールディングス(現ファミリーマート)など数多くの社外取締役を歴任し、2022年には東芝の社外取締役議長として、同社の非上場化を主導しました。
1981年に中央大学商学部会計学科を卒業しています。
日本・米国公認会計士の資格を保有しています。
鍋田 和宏
社外取締役
鍋田和宏は、2024年6月よりJERAの社外取締役を務めています。中部電力の取締役副社長執行役員、経営戦略本部長及び Chief Information Officer(CIO)でもあり、電力の技術開発や経営戦略分野における長年の経験があります。その豊富な知見と株主の目線から、当社の成長と技術高度化に貢献します。
彼は中部電力での長いキャリアを、電力の技術開発や活用のために過ごしています。1986年に中部電力株式会社に入社以降、流通本部工務部にて管理職を経験した後、電子通信部長、技術開発本部長や最高技術責任者を歴任し、(リチウム循環利用や水素製造実験など)持続可能なエネルギー技術の開発に携わりました。
また、グループ経営戦略本部長やコーポレート本部長として、中部電力全体の経営資源の効率化や新事業開発なども統括するなど、経営戦略においても複数のリーダーシップを発揮しています。現在は、経営戦略本部長兼CIOとして、同社のDX改革を進めています。
慶応義塾大学大学院工学研究科にて電気工学専攻を修了しています。
酒井 大輔
社外取締役
酒井大輔は2023年6月にJERAの社外取締役に任命されました。彼は現在、東京電力ホールディングスの取締役代表執行役副社長として、首都圏への電力安定供給とカーボンニュートラル施策展開を両立するためのコーポレート戦略を牽引しています。電力業界の豊富なキャリアを背景に、JERAの株主としての立場から当社のガバナンスや経営の高度化をサポートしています。
東京電力ホールディングスにて、企画室長から常務執行役、副社長とポジションを変えつつ全社カーボンニュートラル戦略を3年間牽引しています。現職の前は、東電物流の社長として配電資機材調達及び物流サービスを提供していました。その前は、東京電力フュエル&パワー(JERAの株主の一社)にて、火力発電事業の資産・商務マネジメントに従事していました。彼は1994年に東京電力の電気技師としてキャリアをスタートし、様々な国内外の火力電源プロジェクトに関わってきました。酒井大輔氏は2005年から2008年までの間、在英国日本大使館一等書記官を務め、英国の気候変動・エネルギー政策をフォローしていました。
彼は1992年に東京大学電気工学学士号、1994年に同大学電気工学修士号を取得しています。
サミ・ベン ジャマ
常務執行役員
Chief Digital Innovations Officer (CDIO)
Dr. ベン ジャマは、2024年4月よりJERAの常務執行役員・Chief Digital Innovations Officer (CDIO)です。学術、ITコンサルティング、グローバルな経営幹部として25年以上にわたる多様な経験を持つ彼のキャリアは、世界の喫緊のエネルギー課題に対処する最先端のデジタルソリューションへの飽くなき追及を示しています。
彼の幅広い経歴とデジタルイノベーションへの情熱は、既存のプロセスを最適化からエネルギー業界の画期的なソリューション創出に至るまで、理論的知識と実践的なアプリケーションとのギャップを埋めることを可能にしています。効率的、レジリエントかつ持続可能なエネルギー環境を実現するためにテクノロジーの力を活用するという、彼のコミットメントは揺るぎのないものです。
Dr. ベン ジャマは、JERAでGlobal Chief Information and Digital officer(GCIDO)として最初の 6年を過ごし、クラウド・オンリーのアプローチを推進し、大規模なデジタルトランスフォーメーションのイニシアチブを立上げ、グローバルな教育プログラムを推進しました。これらのプログラムは、デジタル発電所の開発から、企業全体の基礎的なAIシステムの導入まで多岐にわたります。JERAに入社する前は、日本のコカ・コーラボトラーが共有するITコンサルティングサービス会社、Coca-Cola Information Business Systemsの社長兼CEOを務めました。それ以前は、世界第5位のボトラーであるコカ・コーライーストジャパンで上級執行役員兼CIOを務め、2013年から2017年にかけてデジタルトランスフォーメーションプログラムを立ち上げました。彼のリーダーシップの下、組織はAI、クラウドコンピューティング、SAP、先進的な分析などの先進技術を用いたデータドリブンアプローチを採用し、より専門的で多様なIT組織に変革しました。彼の業績は、2017年にComputerworldのトップ100 CIOの一人に選ばれるなど、高く評価されました。
2004年から2013年まで、Dr. ベン ジャマは、Valeo社で地域情報システムディレクターとして、地域全体にわたる情報システムと技術のグローバル展開を担当しました。これには、グローバルアウトソーシング、IT/ビジネス再編プログラム、SAPイノベーションプロジェクト、グローバルキャッシュマネジメントプラットフォームが含まれます。
2001年から2004年までは、日本デロイト トウシュ トーマツ ジャパンでe-Technology統合およびIT戦略リーダーとして、日本、アジア、ヨーロッパ全体で技術関連プロジェクトを指揮しました。
1991年に大学(土木工学専攻)を卒業後、1994年に研究員として来日し、2000年に日本大学理工学研究科で計算土木工学の博士号を取得しました。2000年から2001年まで、日本大学で研究員および助教授を務めました。彼はまた、2つの修士号とMBAを取得しています。
2008年に日本国籍を取得しています。4ヵ国語(アラビア語、フランス語、英語、日本語)が堪能で、趣味はスポーツと読書です。
行徳 セルソ
常務執行役員
Chief Information Officer (CIO) 兼
Chief Information Security Officer (CISO)
行徳セルソは2024年4月よりJERAのChief Information Officer及びChief Information Security Officerとして、当社ビジネスのIT基盤構築と、サイバーセキュリティ戦略を牽引しています。自動車業界をはじめ、世界規模の企業でのIT変革を担当した経験から、当社の経営判断や事業管理の高度化を推進します。
彼はIT部門の長いキャリアを、日産自動車で過ごしています。2004年5月から2017年6月まで同社のCIOとして、彼は日産のITインフラを支え、日産及び提携先のルノーにおけるIT部門をグローバルに再形成しました。
また彼のキャリアは、西本株式会社のシニアアドバイザー、コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングスの社外取締役、i2テクノロジー・ジャパンのソリューションサービス副社長、アンダーセン コンサルティング(現アクセンチュア) シニアマネージャーなど、多岐にわたります。
サンパウロ大学の建築・土木工学の学士及び会計学士を取得しています。
読書、ガーデニング、散歩、海外旅行で新しい世界を体験することが趣味です。
葛西 和範
常務執行役員
Chief Optimization Officer (COPTO)
葛西和範は、2023年7月よりJERAでChief Optimization Officer (COPTO)として、国内火力発電事業の損益に責任を持つ最適化部門を監督しています。また、燃料と電力を取り扱う複数のトレーディング会社の監督も行っています。JERA Global Marketsの取締役会で会長を務めており、2019年から2023年まではCEOを務めグローバルレベルの収益性の高いトレーディング事業を確立しました。
エネルギー取引と電力業界で30年以上の経験を持つベテランの彼は、中部電力の燃料部門でキャリアをスタートし、石炭やLNGを含む様々なエネルギーを担当しました。彼は中部エナジートレーディングの部長や取締役を務めるなど、中部電力内で複数のリーダーの役割を担いました。2008年には、同社の石炭トレーディング・ジョイントベンチャーをEDF Tradingとの間で設立し、運営をリードしました。このベンチャーは後にJERA Global Marketsとなりました。
2015年には、JERAの企画・最適化部部長に任命され、JERAとEDF Tradingの石炭およびLNGトレーディングのJERA Global Marketsへの統合に向けた交渉チームを成功に導きました。その他、JERAで経営企画本部、販売・調達・燃料事業本部において最適化部長を務めてきました。
東京大学法学部を卒業し、ヴァンダービルト大学オーエン経営大学院でMBAを取得しています。
既婚で妻と東京で暮らしており、すでに独立した二人の息子の父親です。まだ伸びしろをたくさん持ったゴルフプレーヤーでもあります。
森﨑 宏一
常務執行役員
Chief Thermal Transition Officer (CTTO)
森﨑宏一は2024年4月より常務執行役員およびChief Thermal Transition Officer(CTTO)に任命されており、火力発電の資産価値最大化を担っています。彼は日本国内の火力発電開発・保修・運用において豊富な経験があり、発電ビジネスの脱炭素化と収益性向上というチャレンジを巧みに乗り越える卓越した能力を有しています。
前職ではJERAのソリューション営業部門を率いており、エネルギーマネジメントによる顧客の課題解決に取り組みました。 またJERAに在籍中、日本国内発電開発の分野で複数のリーダーを経験しています。
JERAに加わる前、彼は東京電力および東京電力フュエル&パワーで、火力発電所のメンテナンスや燃料設備デューデリジェンスのマネージャー職を担いました。1994年4月に東京電力に入社後、東京の島嶼発電も監督するなど、火力発電分野への長年のコミットメントがあります。
1994年に東京電機大学の理工学部を卒業しています。
スティーブ・オローク
常務執行役員
JERA Americas CEO
スティーブ・オロークは2023年7月にJERA AmericasのCEOに任命されました。2020年にJERA Americasに入社し、同社の共同最高開発責任者として、再生可能エネルギー、火力発電、低炭素燃料の事業開発、およびJERAの脱炭素目標を実現するための技術開発を指揮しました。現在は、米国のエネルギー資産の開発と運営を統括しながら、その運営・技術・コマーシャル・規制の知見を活かしJERAグループ全体の長期的成長と利益へ貢献しています。
JERAでの在職以前から、エネルギー業界で豊富な経験を積んでいました。彼はReNew Powerの米国子会社で再生可能エネルギー部門共同責任者として、そして再生可能エネルギー開発のCapitas Energy LLC共同創業者として数年間を過ごしました。2015年にサバティカル休暇を取得する前は、SunEdisonでシニアバイスプレジデント兼最高戦略責任者としてMEMC Electronicsとの統合と、グローバル再生可能エネルギー企業への変革を担当しています。
それ以前は、ドイツ銀行証券でマネージングディレクターとして、同社のクリーンエネルギーおよび半導体製造装置の株式調査業務を担当していました。ドイツ銀行に入る前は、Piper Jaffray(現Piper Sandler)、Robertson Stephens、Applied Materialsで、経営およびリーダーシップの役割を果たし、またキャリアの初期には米海軍で潜水艦の操縦を担当していました。
アメリカ海軍兵学校で電気工学の学士号を取得し、海軍原子力学校で原子力工学の大学院課程を修了しました。
ジャスティン・ローランド
常務執行役員
JERA Global Markets CEO
ジャスティン・ローランドは2023年7月よりJERAの常務執行役員であり、当社のグローバルトレーディング会社であるJERA Global Markets(”JERAGM”)のCEOとしてシンガポール、ロンドン、ボルチモア、東京の4拠点の事業戦略と運営を指揮しています。コモディティトレーディングとリスク管理に幅広い知見があり、JERAグループの資産最適化をサポートしています。
JERAGMへは2020年にLNG担当マネージングディレクターとして入社し、グローバルLNG部門およびITテクノロジー部門を指揮しました。それ以前は、EDF Trading(“EDFT”)にて約20年間勤務し、スタートアップジョイントベンチャーとしての発展に重要な役割を果たし、電力およびガス市場における主要なグローバルトレーダーとしての同社の地位を確立しました。財務とリスク責任者を兼任し、同社の戦略と意思決定をグローバルに監督しました。
2008 年から 2017 年までは、EDFTのオペレーション責任者 (COO) 兼トレーディング部門コマーシャル責任者 (CCO)として欧州における電力・ガス取引の監督、2017年には同社の石炭事業をJERAに売却する際の交渉を主導し、合弁であるJERAGMを設立、その後EDFTのLNG事業をJERAGMに売却するスキーム構築に尽力しました。
キャリアのスタートはロンドンのErnst & Youngで、10年程を過ごしました。銀行・資本市場グループのシニアマネージャーとして、監査およびコンサルティング関係業務全般を担当していました。
インペリアル・カレッジ・ロンドン・オブ・サイエンス・アンド・テクノロジーを卒業し、航空学の工学学士号(首席)を取得しました。
Institute of Chartered Accounts in England & Wales (ICAEW)の会員でもあります。
多和 淳也
常務執行役員
Chief Strategy Officer (CSO)
多和淳也は、2023年7月よりJERAの常務執行役員であり、Chief Strategy Officer(CSO)を務めています。エネルギービジネスへの深い理解によって、当社の成長志向のビジネスモデルの確立と実行を戦略面から支え、またそのための組織体制の構築を主導しています。
JERAの設立間もない頃から、彼は経営企画本部の企画部長として、当社の戦略計画をリードしてきました。特に、脱炭素化への道筋においてJERA独自のアプローチである、ゼロエミッション2050ロードマップの作成において中心的な役割を果たしてきました。
JERA以前のキャリアでは、1995年に東京電力に入社後、LNG調達・投資事業や戦略の策定に従事し、同社のフュエル&パワー・カンパニーでは、包括的アライアンス推進室副室長としてJERA設立に向けた株主との交渉を経験しました。
1995年に早稲田大学政治経済学部を卒業しています。
津輕 亮介
常務執行役員
Chief Low Carbon Fuel Officer (CLCFO)
津輕亮介は、2024年4月にJERAの常務執行役員及びChief Low Carbon Fuel Officer (CLCFO)に任命されました。この職務において、LNGバリューチェーンを統括しており、また水素アンモニアのバリューチェーン開発をリードしています。
30年以上にわたるキャリアを通じて、グローバルエネルギーセクターに尽力してきました。LNGプロジェクトに関する豊富な専門知識と、LNGバリューチェーンに対する深い理解を持っています。
JERA CLCFOに就任する以前は、彼は三菱商事で30年以上にわたり執行役員アジア・パシフイック本部長やLNG開発・販売本部長等の重要なポジションを歴任しました。アジア地域のLNGセキュリティ、プロジェクト開発、およびLNGマーケティングとトレーディングへ大きな貢献をしています。
早稲田大学政治経済学部を卒業しています。
趣味はゴルフ、読書、映画鑑賞です。
スティーブ・ウィン
常務執行役員
Chief Global Strategist (CGS)
スティーブ・ウィンは2023年7月に、JERAの常務執行役員及びChief Global Strategist (CGS)に任命されました。米エネルギー業界での豊富な投資経験やM&A戦略の知見を活かし、当社キーパートナーとのグローバルな連携とグループ間のシナジー追求による企業価値向上を担っています。
現職の前、スティーブは2020年からJERAの米国子会社であるJERA AmericasのCEOを務めていました。彼は、エネルギーおよび電力セクターのコンサルタントおよびアドバイザーとして勤務した後、2017年にJERA Americasのチーフデベロップメントオフィサーとして参加しました。
それ以前は、Nuclear Innovation North Americaの社長兼CEOであり、サウステキサス原子力プロジェクトを開発していました。また、NRG Energyのリージョナルプレジデントとして、10,000MWの発電資産、2,000人の従業員、および6,000MWの新規開発の管理責任を担っていました。NRG Energy には2004年に参加し、戦略およびM&Aの責任者として、US$10億以上のM&Aや開発を担いました。初期のキャリアでは、リーマンブラザーズやサロモンブラザーズの投資銀行業務において、電力セクターでの彼の財務知識をさらに磨き上げました。
カリフォルニア大学バークレー校で経済学の学士号を、コーネル大学のジョンソンスクールオブマネジメントでMBAを取得しています。
矢島 聡
常務執行役員
Chief Renewable Energy Officer (CREO) 兼
Chief Solution Service Officer (CSSO)
矢島聡は、常務執行役員として2024年4月よりChief Renewable Energy Officer (CREO) とChief Solution Service Officer (CSSO)を同時に務めています。彼はアジアや北米など異なる地域での発電事業において充実した開発実績を保有しています。それらの経験から、当社の再生可能エネルギーのグローバルポートフォリオを監督するとともに、顧客の要望に応えるエネルギーソリューション事業の指揮を任されています。
矢島聡のキャリアは、その適応力とグローバルな視座を示しています。彼は1990年に丸紅に入社し、その後1999年にエンロン日本法人に移籍。2002年には東京電力に参加し、複数の海外発電プロジェクトへの投資において中心的な役割を担いました。東京電力フュエル&パワーの包括的アライアンス推進室では、同社資産のJERAへの統合に関与しています。
2016年にJERAへ参加後は、発電事業本部の要職を歴任し、特に2022年以降は当社再生可能エネルギー部門をリードしてきました。具体的な実績として、JERA洋上風力事業の立ち上げ、ベルギーのParkwind買収、そして再生可能エネルギー資産のJERA Nex UK(ロンドン)への移管が含まれ、2024年からは同社の会長を務めています。
1990年に早稲田大学理工学部を卒業しています。
横田 太祐
常務執行役員
Chief Human Resources Officer (CHRO) 兼
Chief Business Support & Solutions Officer (CBSSO)
横田太祐は、JERAの常務執行役員として、2023年7月よりChief Human Resources Officer(CHRO)であり、2024年4月からはChief Business Support & Solutions Officer(CBSSO)の職務も担っています。当社のグローバルな人財の価値最大化と最適配置に向けた制度設計や、危機管理・地域対応・社内サポートなど事業の基盤となる仕組みを強化することで、当社の成長をドライブさせています。
1994年に中部電力に入社後、主に人事部門・企画部門での20年以上の経験を経て、JERA設立にあたっては両株主のアライアンスを推進する役割を担いました。
JERA参加後は、企業価値創造部長やHR統括部長に就任し、働き方改革、ダイバーシティ推進、Job型人事制度の導入、グローバル人財登用など多岐にわたる制度設計をリードし、現在に至ります。
1994年に横浜市立大学商学部を卒業しています。