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社会との共生・共栄サステナビリティ

基本的な考え方

グローバルに展開する当社は、世界最先端のエネルギーソリューションを提供し、世界のエネルギー問題の解決に貢献することをミッションとしています。各国・各地域で事業開発や運営を円滑に進めていくためには、以下の取り組みが非常に重要であると考えています。

  • 各地域の自治体やコミュニティと強固な信頼関係を構築し、地域の皆さまのご理解とご協力をいただくこと
  • 各地域のローカルな課題を地域の皆さまと一緒に解決していくこと
  • 社会全体の課題解決に主体的に取り組むこと

「社会貢献活動方針」に基づき、サステナブルな社会の実現に貢献

こうした当社の取り組みを強化していくため、2021年に「社会貢献活動方針」を策定しています。この方針に基づき、当社は、それぞれの国や地域の文化・習慣、自然や歴史などを尊重し、グローバルな連携も図りつつ、当社グループ全体の強みを活かした活動を通じて社会・コミュニティの発展に貢献してまいります。

社会貢献活動方針(一部抜粋)

地域対応の体制

当社は、地域社会をはじめとしたステークホルダーの皆さまとの関係を強化していくため、Chief Business Support & Solutions Officer(CBSSO)の下、ステークホルダー戦略会議を設置するなど、計画的な活動を進めていくための体制を整備しています。
国内の火力発電所近隣地域については各発電所長が、複数の都県を跨ぐ広域範囲については各支社長が、地域の皆さまと連携した日常的な活動を通じて地域社会との信頼関係を構築しています。また新増設やリプレース、水素・アンモニアへの転換や洋上風力など脱炭素社会の実現に向けた新たな取り組みにあたっては、電源立地部がさらに深化した地域社会との連携活動を担っています。こうした一体的な対応体制を構築し、事業内容の丁寧な説明による地域の皆さまからの理解獲得、地域社会の課題解決による信頼関係の強化に取り組んでいます。
今後、海外子会社とも連携し、各国・各地域における地域課題解決に向けた取り組みを共有し、当社ならではの社会との共生・共栄に向けた活動をグローバルに展開することを検討してまいります。

KPI

TOPICS

地域社会との連携

各火力発電所は、各々の特色を活かしつつ、地域社会との連携に取り組んでいます。
福島県の広野火力発電所では、構内にあるトンネルの改修工事に際して、地元のふたば未来学園の生徒や協力企業の皆さまに参加いただき、安全や防災の啓発につながる壁画を作成しました。また、川崎火力発電所では、川崎産業観光振興協議会が主催する「川崎工場夜景撮影ツアー」の撮影地になるなどの連携活動を行っています。
今後も地域社会と連携した活動に積極的に取り組んでまいります。

地域社会との連携

各取り組みの状況

環境との共生

ブルーカーボンの取り組み

当社は発電所立地地域である横須賀市のブルーカーボンの取り組みに参加し、周辺海域における藻場の再生と保全に向けて、市内関係者と連携しています。
2024年3月には子会社を通じて、ジャパンブルーエコノミー技術研究組合がJブルークレジット®として認証する横須賀市長井沖周辺の藻場のCO2吸収量を購入しました。
ブルーカーボンの取り組み

清掃・環境美化活動

当社では、地域住民の皆さまへの日頃の感謝の意を込め、火力発電所等をはじめとする事業所で、協力会社や各自治体と協力し、周辺地域の清掃活動や様々な環境美化活動に取り組んでいます。
2023年度に運転を開始した横須賀火力発電所でも、地域住民の皆さま、発電所所員やその家族等と協働で、近隣の海岸清掃活動を行いました。また、秋田県では2020年度から毎年、当社が協賛する女子バスケットボールチーム「アランマーレ」の選手・スタッフや地域住民の皆さまと協働で、海岸清掃活動を実施しています。
清掃・環境美化活動

次世代育成

教員への民間企業研修の実施

当社は、次世代を担う若者を育成するため、児童を対象とした発電所見学や高校生を対象としたSDGs授業などを実施しています。これらの活動に加え、2023年度より新たな取り組みとして、小中学校等の教員を対象とした研修会の開催を開始しました。発電所の見学や世界のエネルギー事情等に関する講義を行った後、将来のエネルギー利用についてディスカッションを実施し理解を深めていただきました。
今後も次世代育成に向けて様々な活動を続けてまいります。
教員への民間企業研修の実施

奨学金プログラムの継続

当社は、将来のアジア諸国の経済発展を担う人財の育成に貢献することを目的として、日本の大学および大学院で学ぶアジア諸国からの留学生を対象とした奨学金プログラム「JERA・アジアスカラーシップ」を2020年12月に創設しました。
2021年度から継続して、長年にわたりグローバル人財の育成に取り組んできた国際大学に対し、アジア諸国から同大学へ留学する学生向けの奨学金を給付しており、これまでに延べ15人の学生に対して給付しています。

地域社会の課題解決

「地産地消地防エネルギー®」を活用した町づくり

当社は、それぞれの地域資源を利用した地産エネルギーを、災害時など防災に活用する「地産地消地防エネルギー®」について、各自治体と連携し、安心・安全な町づくりに活かす取り組みを推進します。
北海道胆振東部地震で被害を受けた厚真町においては、公共施設への再生可能エネルギー発電設備や蓄電池の設備等によるエネルギーマネジメントの取り組みに対して支援を続けています。

海外、関係会社への取り組み/SDGsへの貢献

当社の関係会社であるTeaM Energy Corporation(出資比率JERA50%、丸紅50%)は、フィリピンにおいて、非営利法人TeaM Energy Foundation, Inc.を通じ、未電化地域・家庭の電化を通じた貧困問題の解消や環境保護、教育支援、医療支援、麻薬撲滅支援など、様々な取り組みを長年にわたり展開しています。
また、当社の関係会社であるリライアンス・バングラデシュLNG & パワー社(出資比率JERA49%、リライアンス・パワー社51%)は、周辺地域の小学校への備品寄付や、環境保護活動、就労促進のための講習、無料健康診断の実施等、地域のニーズに基づいた活動を実施しています。
海外、関係会社への取り組み/SDGsへの貢献