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Hydrogenious LOHC Technologies 水素関連事業 会社情報 / 主な参画案件

JERAのグループ会社であるJERA Americasを通じて、2021年9月にドイツに本社を置く水素貯蔵・輸送技術を開発するハイドロジーニアス社に対し、約1,500万ユーロを出資しました。
ハイドロジーニアス社は、水素貯蔵・輸送技術を開発する企業で、液体有機水素キャリア(LOHC(※1))の独自技術を有しています。同社のLOHCは、媒体としてベンジルトルエンを使用し、化学反応によって水素を添加するもので、液体として常温・常圧で水素の輸送や貯蔵が可能であり、また、燃えにくく爆発しないため、取り扱いが容易なことが特徴です。同社は、現在、ドイツ・ドルマーゲンで世界最大のLOHCプラントを建設中で、2023年に運転開始する予定です。
今回の出資により、LOHC技術の知見を獲得するとともに、欧州や北米、アジア等におけるLOHCプラントの展開を支援し、グローバルな水素サプライチェーンの構築に貢献してまいります。

(※1)Liquid Organic Hydrogen Carrierの略

事業概要

事業会社名
ハイドロジーニアス社(Hydrogenious LOHC Technologies GmbH)
本社所在地
ドイツ エルランゲン
設立
2013年1月
出資者
JERA Americas、Temasek、Chevron Technology Ventures、Pavilion Capital 他

LOHC技術に基づく水素インフラ・ソリューション

LOHC製造・貯蔵設備
LOHC製造・貯蔵設備 Courtesy of Hydrogenious LOHC Technologies
LOHC水素払出設備
LOHC水素払出設備 Courtesy of Hydrogenious LOHC Technologies