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電力の安定供給に向けた更なる取り組み会社情報 / 会社概要

昨今の国際情勢や脱炭素化の急速な進展等により、資源価格の高騰やエネルギー安全保障の重要性の高まりなど、エネルギー事業を取り巻く環境は激変しています。

2022年度の電力需給が非常に厳しい見通しであることを踏まえ、6月7日に、政府の「電力需給に関する検討会合」において、2022年度の電力需給に関する総合的な対策が決定され、同日、当社は、経済産業省より電力需給の安定に向けて、あらゆる対策を検討・対応するよう要請文書を受領しました。

当社は、経済産業省の要請を踏まえ、燃料制約や電力需給ひっ迫の回避に向けて、稼働中の発電所の安定運転に加えて、次の取り組みを行います。

① 休止火力発電所の再稼働
  • 袖ケ浦火力1号機の長期計画停止を解除し、4月17日に運転準備完了
  • 2022年6月に公表した夏季重負荷期の需給対策に基づき、姉崎火力5号機および知多火力5号機を再稼働、一般送配電事業者からの発動指令に応じるとともに、安定供給に貢献
  • 冬季の需給対策として実施された、一般送配電事業者(北海道・沖縄を除く)による「2022年度冬季追加kW公募」に応札し、落札事業者に選定されたため、長期計画停止中の姉崎火力5号機、知多火力5号機、知多第二火力1号機、四日市火力4号系列4・5軸の運転再開に向けて準備中
② リプレース火力発電所の建設

現在、3地点でリプレース工事を進めています。合計約666万kWの最新鋭の火力発電所が、2022年度から2024年度にかけ、順次運転を開始しています。これらの建設工事を着実に進め、工事中の試運転電力も活用しながら、安定供給に貢献します。

(リプレース工事中)

  五井 横須賀
ユニット 1号機 2号機 3号機 2号機
出力 78万kW 78万kW 78万kW 65万kW
燃種 LNG 石炭
運転開始 2024年8月 2024年11月 2025年3月 2024年2月

(リプレース工事完了)

  武豊※1 姉崎※2※3※4 横須賀※5
ユニット 5号機 新1号機 新2号機 新3号機 1号機
出力 107万kW 約65万kW 約65万kW 約65万kW 65万kW
燃種 石炭
バイオマス混焼
LNG 石炭
運転開始 2022年8月5日 2023年2月1日 2023年4月1日 2023年8月1日 2023年6月30日

※1「武豊火力発電所5号機の営業運転開始について」(2022年8月5日 プレスリリース

※2「姉崎火力発電所新1号機の営業運転開始について」(2023年2月1日 プレスリリース

※3「姉崎火力発電所新2号機の営業運転開始について」(2023年4月1日 プレスリリース

※4「姉崎火力発電所新3号機の営業運転開始について」(2023年8月1日 プレスリリース

※5「横須賀火力発電所1号機の営業運転開始について」(2023年6月30日 プレスリリース

③ 安定供給に向けた燃料確保

当社は、世界最大級のLNG取扱規模を有しており、2021年度は国内向けに日本全体の40%にあたる約3,000万トンの調達を行い、燃料の安定調達に取り組みました。このうち、夏季・冬季の高需要期における突発的な需要の増加に対応するため、過去最大となる約450万トンのLNGスポット調達をJERA Global Markets Pte. Ltdを通じて実施し、安定供給に貢献しました。

安定供給に向けた燃料確保