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国内火力発電所の取り組みサステナビリティ

当社は、長年にわたり発電所および燃料基地の運転、保守を通じて電力を安定的にお届けいてまいりました。今後も地域と共生し、地域の人々の快適な暮らしとモノづくりを支え続けていきます。

川崎火力発電所

川崎火力発電所
当社の様々な発電設備やLNG基地の運営において、これまで電力の安定供給を継続してきた経験を活かし、設備不具合の低減・再発防止による設備信頼度の向上や燃料種別の拡大など、柔軟かつ機動的な発電所運営を実現しています。また、IoTを活用した遠隔監視・予兆管理にも取り組んでいます。
発電設備 出力(万kW) 燃料 運転開始 発電種別
1号系列 1-1軸 50 LNG 2009年2月 コンバインドサイクル
1-2軸 50 2008年6月
1-3軸 50 2007年6月
2号系列 2-1軸 50 2013年2月
2-2軸 71 2016年1月
2-1軸 71 2016年6月
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地域共生

近隣工場への熱供給事業

発電に使用される蒸気の一部を取り出し、地域に敷設された配管を通じて、近隣企業へ蒸気供給をしています。蒸気の有効活用により、各企業がそれぞれ蒸気を作る場合と比較し、地域全体における省エネルギーとCO2削減を実現しています。
蒸気を供給する配管

蒸気を供給する配管

発電所見学の実施

川崎火力では、従来の来所による対面形式の見学会に加え、新型コロナウイルス感染症予防対策として、2020年からオンライン見学会を実施しています。ご自宅からWEBで見学できることから遠方の皆さまにもご参加いただくことが可能となり、好評を博しています。2021年度は対面見学会に382名、オンライン見学会に1,213名の方にご参加いただきました。
蒸気を供給する配管

蒸気を供給する配管

安定供給への貢献

火力発電の中でもLNGを燃料とするコンバインドサイクル発電は、電力需要の負荷変化に対する優れた追従性を有しています。これは短時間で大きな出力調整が可能ということであり、例えば、発電出力50%の状態から最大出力まで約10分で到達することができます。

現在、川崎火力では天候等に左右される再生可能エネルギーの発電量の変動に合わせて出力を調整する役割も担っており、日々の電力の安定供給に貢献しています。

出典: 資源エネルギー庁WEBサイト「 日本のエネルギー2021年度版エネルギーの今を知る10の質問」

安定供給への貢献

川崎火力は、発電設備の性能を維持するための点検・メンテナンスにおいて、東日本エリアで初めてトヨタ式カイゼンに取り組んだ発電所であり、定期点検短縮の基本三本柱である①外段取り、②同時併行、③磨き込みによりメンテナンス期間の大幅な短縮を実現しています。

これにより、高効率な川崎火力の稼働率向上が実現され、非効率火力の稼働抑制につながることから、当社火力発電設備全体の最適運用が促進され、燃料費とCO2の削減に貢献しています。なお、当社ではこのカイゼンの考え方を発電事業者として初めて手の内化(内製化)してきましたが、さらに学びを進めて、今では「JERA式Kaizen」へと踏み出し着実に進化の道を歩んでいます。

設備点検の様子

設備点検の様子

武豊火力発電所

武豊火力発電所は、愛知県知多半島の中央部、三河湾北西部の衣浦湾に面した豊かな自然と温暖な気候に恵まれた環境の中に位置しています。

1966年に1号機、1972年に2~4号機が営業運転を開始し、中部地域の電力安定供給に大きな役割を果たしてきましたが、長期的な電力の安定供給と発電コスト低減、最新鋭の設備導入による環境性の向上を図るため、木質バイオマス燃料の混焼を取り入れた高効率な石炭火力発電所へとリプレースし、2022年8月より営業運転を開始しました。

設備点検の様子

設備点検の様子

発電設備 出力(万kW) 燃料 運転開始 発電種別
5号機 107 石灰木質バイオマス 2022年8月 汽力
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環境への取り組み

粉塵の飛散対策

屋内式の貯炭場を採用し開口部を最小限に抑えることや、燃料の受入・払出コンベヤを密閉構造とすることにより、粉塵の飛散防止に努めています。

防音対策

ボイラへの防音壁設置、低騒音型機器の採用、消音器の設置により、周辺地域への防音対策を講じています。

石炭灰・石こうの再利用

石炭の燃焼に伴い発生する石炭灰(燃え殻、ばいじん)及び排煙脱硫装置で生成される石こうは、セメント燃料、建材ボード、土壌改良材等として、有効利用しています。

(中央)密閉式ベルトコンベヤ (右)屋内式貯炭場

(中央)密閉式ベルトコンベヤ (右)屋内式貯炭場

防音壁

防音壁

武豊火力は、石炭火力で利用可能な最良の発電技術である超々臨界圧(USC)の高効率な発電設備を採用し、単機出力としては国内最大級である107万kWの発電能力を有しています。

さらに、木質バイオマス燃料を混焼することにより環境性の向上も図っています。燃料を微粉に粉砕する「ミル」から燃焼設備である「バーナー」までの設備を木質バイオマス専用とし、高い混焼率(17cal%)を確保することで、二酸化炭素排出量のさらなる削減(年間約90万トン)を実現しました。

木質ペレット専用ミル

木質ペレット専用ミル

木質ペレット専用バーナー

木質ペレット専用バーナー

木質バイオマス燃料とは

製材時に発生する廃材等(建築や家具材等に利用できない木材)をペレット状にした
環境に優しいカーボンニュートラルな燃料です。
屋内式貯炭場には約7万トンの木質バイオマス燃料が保管できます。

木質ペレット専用ミル

木質ペレット専用ミル

屋内貯炭場での保管の様子

屋内貯炭場での保管の様子