JERAグループ税務基本方針サステナビリティ / コンプライアンス
2025年3月31日
JERAグループは「世界のエネルギー問題に最先端のソリューションを提供する」というミッションを掲げ、ミッション・ビジョンの実現を通じて、「持続的な企業価値向上」及び「サステナブルな社会形成への貢献」を目指しております。
事業活動を行う各国・地域において適用される税務に関する法令・規則及び租税条約並びにOECDガイドライン等の国際ルール(以下、税務法令・規則、国際ルール)を遵守し、適切な申告・納税及び税務リスク管理を徹底することは、JERAグループの持続的な企業価値向上に資するものと考えております。
加えて国内外における地域社会との共生・共栄はJERAの価値創造を支える基盤の1つであり、JERAグループは税務においても適切な納税を通じて地域社会の持続的な発展に貢献し社会的責任を果たします。
1.税務ガバナンス
JERAグループは、グローバル企業として、経営者及び管理者の指導の下、税務法令・規則、国際ルールの趣旨及び目的を遵守し、必要に応じて各国・地域の税務専門家の助言を参考にしつつ、税務コンプライアンスを徹底します。JERAグループ税務基本方針は、JERAの経営執行会議で承認され、事業環境や税制等の変化に応じて適宜見直しが図られ、JERAグループ全体に適用されます。
2.税務リスク管理
JERAグループは、グループの企業価値を損なう恐れのある税務リスクの管理を適切に行うための体制やフレームワークを整備するとともに、重大な税務リスクが発生した場合又はその発生が見込まれる場合には、企業価値の棄損の防止を図るよう迅速かつ適切・適正な対応を行います。
3.税務の透明性の確保
JERAグループは、税務当局をはじめとするすべてのステークホルダーへの税務に関する説明責任を果たすことが重要であることを理解し、法令等に基づく税務に関する情報の開示に迅速かつ適切・適正に対応することで、税務の透明性の確保に努めます。
4.移転価格
JERAグループは、グループ会社間のクロスボーダー取引に関して税務法令・規則、国際ルールを遵守し、独立企業間価格に基づいた価格設定を行います。
5.租税回避行為の禁止
JERAグループは、事業実態を伴わない租税回避行為のみを意図した、税務法令・規則、国際ルールの趣旨及び目的を逸脱するような行為や、軽課税国及びいわゆるタックスヘイブンへ価値を移転させる行為等は行いません。
6.租税負担額の適正化
JERAグループは、税務法令・規則、国際ルールを遵守することを前提とし、当該租税制度が想定している範囲において税負担額の適正化に取り組み、企業価値の維持及び向上に努めます。
7.税務当局との関係
JERAグループは、国内外税務当局に対する適時・適切な税務情報の提供や税務調査における誠実な対応等を通して、税務当局と継続的な信頼関係を構築するように努めます。