国内洋上風力事業部 事業紹介 / 社員紹介

何もない海上に
社会を支える
発電プラントを。

グローバル再生可能エネルギー統括部
国内洋上風力事業部
国内洋上風力第二ユニット
2019年 新卒入社
機械工学専攻

K.Y

※情報は取材当時のものになります。

今を支え、
未来をつくる。

小学生から高校生まではサッカーに熱中し、大学入学以降は研究に没頭し、泊まり込みで実験や解析に明け暮れていた。ひとつのことに情熱を注ぎ、突き詰めていく。そんな私が次のフィールドに選んだのが、国内最大の発電量を誇るJERAでした。

自らの技術で社会に貢献したい。影響力の大きい仕事がしたい。社会に欠かせないインフラ企業の中でも、JERAは突出した存在感がありました。また、さらに魅力を感じたのは、火力発電だけではなく、再生可能エネルギーも事業の柱に据えていたこと。社会の今を支えるだけでなく、環境問題の解決によって未来をつくりだしていけることに強く惹かれ、入社を決めました。

国内洋上風力部は、日本国内の洋上風力発電所の開発を行うチームです。その中で、私は風車とその基礎を建設する工事を任されています。洋上風力発電所の建設は、とても大規模なもの。そのプロジェクトはJERAだけで完結するものではなく、さまざまな協力企業との連携が欠かせません。だからこそ、この仕事では何よりもチームワークが大切になります。

すべてのメンバーが同じ目的に向かうことができているか。それぞれの役割が明確になっているか。建設工事の計画や、工事で利用する港湾の関係者との調整などを実施する際には、数多くのステークホルダーを意識し、綿密なコミュニケーションを交わしていくことが大切だと考えています。

前例のない正解を
導き出せ。

これまでのキャリアで特に印象に残っているのは、「秋田県男鹿市、潟上市および秋田市沖における洋上風力発電事業」のコンペティションに参加し、開発事業者に選定されたことです。この開発案件は、地域経済の発展と脱炭素化による持続可能な社会の実現に貢献するもので、一般海域における風力発電所では、日本で最初の建設となります。

前例がないプロジェクトに対して、何がよい提案かを考え抜く。提案準備を行うフェーズは、まさに手探りの状況でした。グループ会社など、国内外の洋上風力のスペシャリストの知見を借りる。パートナー企業のノウハウを結集する。新たな正解を導き出す仕事は、非常に苦しくもあり、楽しくもある時間でした。だからこそ、他事業者との競争に勝ち、開発事業者に選定された瞬間の喜びは、これまでに味わったことのないほど大きなものでした。すべての苦労が報われたという達成感と共に、「ここからはじまるんだ」と気を引き締め直したことを覚えています。

現在は、2028年の運転開始を目指して、建設工事の計画を着々と進めているところです。何もない海上に、基礎を打ち立て、数十基の巨大な風車を建設する。その工事は決して簡単なものではありません。一つひとつの作業を細かくブレークダウンし、各協力企業や自分たちの役割を明確にすること。建設の拠点となる港のキャパシティーを考慮し、地元関係者の日常を壊さない計画を立てること。建設工事全体の最適化はもちろん、周囲の環境にも気を配っていく必要があります。その協議や交渉はきわめてタフなものですが、確かなやりがいを感じることができているんです。

その風景が、
地域を支えている。

私は、工業地帯が広がる海に面した街で生まれ育ちました。今、目の前にしている何もない秋田の海上に、社会をよりよくするための構造物ができる。そして、それが、地域にとってなくてはならない、当たり前の風景になる。そう考えると自らの責任を再認識することができますし、これ以上に熱中できる仕事はないと感じさせられます。

今後の目標は、開発中の秋田の洋上風力発電所を、事故なく、完工させることです。私は社会人となってからの時間の大半をこのプロジェクトに注いできました。7年以上の開発期間を経て、運転を開始した時の喜びは、想像もつきません。やがてやってくる「いつか」のために。日々の仕事を妥協することなく、よりよい建設工事の実現にこだわっていきたいと考えています。

当たり前のことですが、電気は人々の生活や社会の発展に欠かすことのできないパワーです。JERAは、洋上風力をはじめとした再生可能エネルギーや、燃料アンモニアに代表されるLCF(Low Carbon Fuel)の開発など、新たな価値にチャレンジすることで、その当たり前をよりよい形で支えようとしています。社会に影響の大きい仕事をしたい。新しいことに挑戦したい。そう考えている人には、これ以上ないフィールドだと思いますよ。

To The Borderless World

今こそ、やらなきゃダメなんだ。

その海の上には
まだ、何もない。
ただ、彼らには見えている。
風を受けて回る
巨大な風車の姿が。
クリーンなエネルギーで
より豊かになった社会が。
さあ、全力で挑め。
やがてくる、未来のために。

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