開発途上国の
電力不足に
技術で貢献したい。

開発途上国の電力不足に貢献したい。私はそんな夢を抱いて、JERAに入社することを決めました。そのきっかけは、標高2,000mの宿泊施設でアルバイトをし、ネパールからファミリーで出稼ぎに来ていた人たちと出会ったこと。ネパールの魅力に取りつかれてしまった私は、大学院時代に開発途上国スタディツアーに参加し、ネパールの電力事業を目の当たりにすることになります。

山岳地帯には送電線が通っていない場所も多く、数年前は、都市部でさえ一日に数時間の停電が発生していたというのです。この地域に当たり前に電力が供給されれば、新たな産業が生まれ、地域は大きく発展することになる。その事実を学んだ私は、電力の素晴らしさに感動し、すべてを懸けて実現したい夢を見つけることができました。

現在、私は海外技術サービス部に所属しています。そのミッションは、国内火力技術で培ったO&M エンジニアリングに関するノウハウを展開して、海外アセットの付加価値向上に貢献すること。具体的には、海外アセットへ技術的なアドバイスやソリューションの提供を行っています。

私たちが価値ある提案をすることが、JERAの技術力の証明になり、他のパートナーとの差別化にもなる。その仕事にやりがいを感じていますし、技術を通じて途上国の電力に少なからず貢献できていることは、私にとって大きなモチベーションになっています。

現在の仕事をする上で、大きく役立っているのが入社後に配属された国内の発電所における経験です。日本の発電所を運営・メンテナンスしていく技術がどれだけ高いかを知らなければ、海外のお客さまに価値あるサービスを提供することはできません。

海外の発電所の運営方法は、国内の運営方法とは大きく異なります。わずか2年間の発電所勤務ではありましたが、国内スタンダードを知っていることの大切さを実感しています。

ただし、その技術に関する知識も十分ではありません。技術的な問い合わせを受けた時には、技術部の皆さんや発電所時代の先輩に話を聞きながら、なんとか回答している状態。まだまだ学ぶべきことが多いと感じています。トップパフォーマーの上司は、海外の電力事情や技術はもちろん、政治的背景や文化などにも精通しています。目標が高いからこそ、やりがいも大きいというものです。

まずは、しっかりと成果を出せる存在に成長すること。そして、海外事業開発を担当する部門に異動して、「開発途上国の電力不足に貢献したい」という私の夢に近づくべく、海外のお客さまを支援することにつながるようなプロジェクトを開発することが今後の目標です。現在の部署で学んでいる技術面の知識は、今後に活きる大きな財産です。さまざまな業務にチャレンジする気持ちを忘れずに、「開発途上国の電力不足に貢献する」という夢を叶えたいと思っています。