O&M・運営統括部(新人エンジニアQ&A) 事業紹介 / 社員紹介

発電所での学びを
未来への財産に。

O&M運営統括部
川崎火力発電所
O&M電計ユニット
2022年 新卒入社
工学府

N.A

O&M運営統括部
川崎火力発電所
O&M電計ユニット
2022年 新卒入社
生産工学部

N.Y

※情報は取材当時のものになります。

入社2年目。
川崎火力発電所で活躍する
2人の女性エンジニアに現場の仕事と将来の目標を聞きました。

Q1
就職活動の軸としていたこと、
JERAに入社した決め手を教えてください。

N.A

大学では情報工学を専攻していたため、IT企業はもちろん、「業務のデジタル化を積極的に進めている企業」なども見ていました。就職活動の軸は、楽しく仕事をできるかどうか。業務内容説明や社員懇談会で、自分の興味が尽きない仕事かどうか、会社の雰囲気が自分に合っているかを確認していました。JERAを選んだ決め手は、スケールの大きい仕事ができそうだと感じたこと。環境問題やエネルギー問題の転換点に、社員として立ち会える点は特に魅力的でした。

N.Y

就職活動の軸に置いていたのは、「環境問題解決にエネルギーの観点から貢献できること」です。火力発電はCO₂を多く排出しているイメージを持っていましたが、大規模なスケールで火力発電を行っているJERAのビジネスをゼロエミッションに転換することで、与えるインパクトもより大きくなると思い入社を決めました。また、「世界のエネルギー問題に最先端のソリューションを提供する」というビジョンが、自らの想いとピッタリ重なったことも入社の決め手でした。

Q2
O&M電計ユニットの
仕事内容を教えてください。

N.A

ひとつは、発電所を支えるたくさんの設備を守っていく「メンテナンス業務」です。発電所は24時間365日、常に発電できる体制を整えていますが、その背後では、さまざまなトラブルが発生しています。設備が壊れたら迅速に修理を行う。点検を行うことで壊れる前に予兆を察知する。私たちは発電所の運用を支えるために、さまざまな機器の修理・点検を、計画からメーカー・施工業者への発注、予算管理、施工の管理という多様な役割を担ってます。安定的な電力供給の一端を担っているという責任感と誇りを強く感じる仕事だと思います。

N.Y

「メンテナンス業務」は、火力発電設備のドクター的な役割を果たすものです。もう一つの中心的な仕事が「オペレーション業務」です。発電所には設備が故障しても運転を継続できるよう、予備の設備が存在しています。それらの設備が緊急時にしっかり稼働できるよう、定期的に運転を行い、状態確認をしておく必要があるのです。「オペレーション業務」を行うときは安全を守るために、点検を行う範囲を物理的に隔離するアイソレーションという操作を行います。電気の安定供給はもちろん、発電所で働く人々の安全に欠かせない業務だと言えます。

Q3
大学時代に学んだ専門知識を
活かせていますか。

N.A

大学で学んだ工学の知識を活かすことはできていますし、JERAでは発電所のデジタル化が進んでいるため、ITの知識も役立っています。ただし、業務で必要とされる知識の幅は、きわめて広く深いものです。発電所の設備についてはもちろん、さまざまな技術や法令、規程の知識が必要不可欠です。これまでに培った知識を活かすことよりも、「学び続ける姿勢」が大事だと思います。

N.Y

大学で学んだのは、電気・機械・土木と幅広い分野を横断するものです。聞き慣れた単語を耳にする機会も多く、学んできた知識が現場の仕事につながっていることを実感できています。とはいえ、発電所にはさまざまな設備がありますし、毎日がわからないことだらけ。力が足りず、悔しい想いをする機会も多いです。大切なのは、自らをアップデートしていくことだと思います。

Q4
仕事のやりがいを
教えてください。

N.A

「社会を支えている実感」です。24時間設備を動かしている発電所では、経年劣化などで設備に不具合が発生することもあります。その不具合が運転に支障をきたす恐れがあるときなどは、現場に緊張感が走り、制御室にたくさんの人が集まり、一丸となって解決策や処置を話し合います。「私にできること」はまだ限られますが、少しでも電力供給に貢献しようと日々の仕事に向き合っています。

N.Y

自らの仕事が、電力安定供給につながっている。そこに誇りとやりがいを感じます。今は目の前の作業に集中してしまいがちですが、その先の目的や仕事にも、しっかりと目を向けられるようになりたいと考えています。誰かの助けを借りないとできないことばかりでしたが、そこでの経験や学びを活かし、「ひとりでできるようになったとき」には、これ以上ない達成感を得られます。

Q5
仕事において印象に残る
エピソードを教えてください。

N.A

発電所の計算機取替という工事に立ち会ったことです。計算機は、ネットワークを介して現場の設備を監視したり操作したりするもので、発電業務に欠かせない設備です。この設備の取替は大型の工事が必要となるため、段取りを念入りに行う必要がありました。慣れない単語まみれの書類と格闘しつつ、メーカー側と調整を行ったり、メーカーの工場に行って試験に立ち会ったり……。これほど大事な業務を若手のうちから任せてもらえるのは、JERAならではの魅力です。工事終了後、制御室でその設備が使用されているのを見たときは、かつてないほどの達成感がありました。

N.Y

計器メーカーの工場で立会検査を行ったことです。検査を任されることはもちろん、他の企業に行くこともはじめての経験。とにかく緊張していたことを覚えています。まだまだ知識の浅い中でしたが、メーカーの担当者に積極的に質問し、設備に関する知識をしっかり把握できるように努めました。さらに、計器を据え付けるときも作業員の方とコミュニケーションを取りながら、計器の仕組みや構造についての理解を深めることを強く意識しました。こうして学んだ知識は、後の仕事にしっかりと活かされることになります。同様の設備で不具合が発生したときに、不具合箇所の特定や工事日程調整を自分ひとりで行うことができました。

Q6
今後の目標を
教えてください。

N.A

いつの日か、発電所の業務をデジタルの力でより効率的なものにする仕事に携わりたいと考えています。JERAでは、発電所のデジタル化(Digital Power Plant)が進んでいて、私が働いている川崎火力発電所でもその動きが活発です。今はまだ、発電所の基礎的な業務を身につけている最中ですが、いつか自分が開発したシステムが発電所で働く人の助けになることを夢見ています。こうした一人ひとりの「やりたいこと」は上司との面談ではっきりと伝えることができ、周囲の先輩たちも、その夢を全力でサポートしてくれています。「将来を見据えて、この知識を学んでおこう」といったアドバイスをもらいながら、夢の実現に向けて着実にステップアップしていくことができると思います。

N.Y

入社時から抱いていた「環境問題解決にエネルギーの観点から貢献する」という想いを実現するために、ゼロエミッション火力に携わりたいと考えています。その上で、発電所の仕事や知識は、基盤となる重要なものだと思っています。仕事に慣れてきたとはいえ、設備の理解についてはまだまだ未熟。定期的に行われる点検やトラブル対応をただこなすのではなく、貪欲に新たな知識を学んでいかなければいけません。上司や先輩たちも、私の夢を応援してくれていますし、それを実現するためのアドバイスや新たな学びの機会を提供してくれています。チャレンジする気持ちを忘れることなく、自らの引き出しを増やし、環境分野のプロフェッショナルに成長していきたいと思います。

To The Borderless World

今こそ、やらなきゃダメなんだ。

それぞれに思い描いた
将来の夢を実現するために。
若きエンジニアたちは
重大な使命に向き合いながらも
着実にその準備を進めている。
互いに支え合い、学び合う。
社会を支える発電所は
未来を担う、若者たちの
「はじまりの場所」でもある。

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