育休座談会 Cross Talk

一人ひとりの人生に
数多の「選択肢」を。

  • HR統括部 人財開発部
    採用ユニット

    2014年入社 電気電子工学専攻

    溝上 泰明

  • O&M・エンジニアリング運営統括部
    南横浜火力発電所 技術ユニット

    2010年入社 環境生命学専攻

    田井 恵理子

  • 経理統括部 経理部
    個別決算ユニット

    2012年入社 経済学部

    五味 太志

※情報は取材当時のものになります。

Introduction

社員とその家族を幸せにするために。
JERAでは多様な人財の活躍を支援するため
一人ひとりの人生を
支えていく制度を充実させている。
育休をはじめとした制度を活用し
それぞれにワークライフバランスを実現している社員が
JERAの制度と環境について語り合う。

Cross Talk 01

幸せのかたちは、人それぞれ。

皆さんは、それぞれにJERAの制度を活用し
ワークライフバランスを実現しています。
こうした制度については
入社前から重要視していたのでしょうか。

五味

正直、私はそれほど重視していませんでした。当時は、有給休暇だけでなく、いろいろな特別休暇があるんだな、というくらいでした(笑)。ワークライフバランスを充実させる制度については、どの企業もアピールしていますが、それのどこが優れているのか、役に立つのかは、よくわからない。今さらかもしれませんが、「この制度はこうしたケースに役立つ」といったような先輩の声を聞いておくことは、とても重要だなと。

溝上

そうですね。私自身、そうした話を大学のOBや、説明会のときに聞いていたので、制度については重視していましたよ。入社後に自身のライフスタイルが大きく変化することは予想できましたし、自分のパートナーに関する話ですからね。結婚・出産などのライフイベントにおける制度や社内の理解については、しっかり話をしたつもりです。田井さんはいかがでしたか?

田井

福利厚生制度が充実していることは、入社理由の一つでした。特に大きかったのが育休の期間です。育休は、子どもが1歳になるまでというのが一般的ですが、JERAでは子供が幼稚園に入園できるようになる3歳に達する年度末まで取得できるんです。この制度に限ったことではありませんが、JERAの制度は一人ひとりに多くの選択肢を与えてくれますよね。早く復職して仕事を頑張りたい人もいれば、長く休職して子育てに専念したい人もいるわけですから。

Cross Talk 02

この制度がすごい!

選択肢が増えることは
人生を豊かにすることに直結しますね。
では、皆さんが特に「役立った」「助かった」
という制度を教えてください。

田井

やはり、3歳に達する年度末までの「育児休職制度」が役立ちましたね。子どもが小さいうちは子育てに専念したい気持ちがあったので、第1子に関しては満期で取得しました。当時、住んでいたのは関東でも有数の「保育園激戦区」。認可保育園に入園するためには、0歳児の段階で入園しなければならないのですが、3歳に達する年度末までお休みを取れるので幼稚園も預け先の候補になり、幅ができて助かると思います。

さらに、その後もフレキシブルに仕事とのバランスをとることができるのも、大きなメリットです。子の看護休暇については小6まで取得できますし、テレワークを中心にして出社回数を減らすこともできます。たとえ、フルタイム勤務を希望したとしても、フレックス制度を活用すれば育児時間を確保できますし、土・日勤務・深夜勤務、残業を制限することも可能です。

五味

1年間取得した「育児休職制度」ですね。生まれたばかりの子どもと、ずっと一緒に過ごすことで子どもの成長を日々実感する。その時にしか経験できない、貴重な時間を過ごすことができました。もうひとつは、日数を分割して出産休暇を取得できること。子どもを検診に連れていくなど、使い勝手がよいと感じました。子どもが大きくなった今は、やはりテレワークですね。保育園の送り迎えはもちろん、育児・家事・仕事の両立に重宝しています。

溝上

現在利用している「フルテレワーク制度」は、とても助かっています。JERAは全社員にテレワーク制度を導入しており、月の半分はテレワークで働くことが可能です。それに加えて、育児や介護などの家庭の事情を考慮し、条件を満たせばフルテレワークで働くことができるんです。私の場合、妻が愛知県で正社員としてフルタイムで働いています。

そのため、通常であれば、家族そろって生活するためには、どちらかが仕事を辞めなくてはいけません。私自身、妻のキャリアを尊重したいと考えていましたから、この制度の存在は本当にありがたいものでした。現在は愛知県で暮らしながら、リモートで本社人事部門の仕事をしています。育児に積極的になることもできるし、お互いのキャリアも尊重できる。まさに、一石二鳥のような制度だと感じていますよ。

Cross Talk 03

感謝の心を忘れず、支え合う。

制度の利用にあたって
周囲の反応は
どのようなものでしたか。

五味

私が所属しているのは、全社的に見ても労働時間の長い部署。3カ月ごとにやってくる決算期になると、忙しさはピークを迎えます。そうした環境だったこともあり、初めに直属の上司に育休取得を相談しようとするときには、「いい反応はもらえないのだろうな」と漠然とした不安を抱いていました。ただ、その不安はただの思い込みでした。

「それは、素晴らしいことだね」と言葉をかけてもらい、その場に部門の責任者も呼んで、あっという間に了承してもらえたんです。そもそも、相談の場だったはずなんですけどね(笑)。同僚からも「絶対にいい経験になるよ」という、あたたかい言葉で送り出してもらえましたよ。忙しいチームであるにもかかわらず、長期間の育休を取得することができたのは、皆さんのおかげ。チームで支え合いながら、成果を出していく風土の素晴らしさを再確認する機会にもなりました。

田井

制度を利用するのは当たり前のこと。でも周囲への感謝は忘れない。JERAには、そんな雰囲気がありますよね。何となく不安を感じる方もいるかもしれないけれど、相談してみると杞憂に終わるものです。私の場合は、特に不安もなく「満期で育休制度を取得します」と宣言しました。上司もグループのメンバーも、「家庭を最優先に」と言ってくれますし、制度を利用することを推奨してくださっていますから。

溝上

JERAでは、男性の育児休職取得を推進していて、社内報での広報や啓蒙活動も活発に行われています。私自身、ためらいなく取得の意思を伝えられましたし、周囲からも「育児に専念してください」「子どもはチーム全体で育てるものだから」という声をかけてもらえました。そもそも「フルリモート制度」を活用することも、上司から提案してもらった選択肢でしたからね。こうしたチームで仕事ができることを心から感謝しています。

制度を利用することも
支え合うことも当たり前だけれど
感謝は忘れない。
とても素晴らしいことですね。

Cross Talk 04

育休中もボーダレス?

育休取得中のエピソードを
教えてください。

五味

想像していた以上に育児は忙しく、あっという間に時間が過ぎていくことに戸惑いました。初めのうちは、おむつ交換をするとき、泣き止まないときなどの対応に苦慮しました。思い通りにいかなかったり、突発的なトラブルが発生したりする点は仕事と似ているのかもしれません。働きながら育児をするのは、ふたつの仕事を同時にこなしているようなもの。今でも帰宅後や休日に子どもの世話をしたり、一緒に遊んだりしますが、その疲れ方は仕事とは異なります。

むしろ「仕事の方が楽なのではないか?」と思うこともありますね。赤ちゃんはちょっとした言葉を発したり、泣いたりするだけなので、一人でずっと育児をしていたら塞ぎ込んでしまう人が多いことも納得できる気がします。育休中に学んだのは、夫婦の対話が大切であること。「つらいことや、苦労を話せる存在がいるだけで、気持ちが楽になる」という妻の言葉は、私の心に深く刻まれています。

溝上

わかります。私が育休を取得したことで、何が一番助かったかを妻に尋ねたところ「話し相手がいること」と言っていたんです。何気ない会話がすごく大切なんですよね。

五味

そうですね。もしかしたら育児と家事で役に立てなかったのかもしれませんが……。

溝上

私も育児の大変さは痛感しています。妻は産後のダメージがかなり大きかったため、少しでも体調回復を優先してもらおうと、「授乳以外のことは、すべてやる」と宣言したんです。ところが一日中、家事・育児に追われる生活をしてみると、想像以上に大変で。

妻の体調を鑑みながらではありましたが、最終的には家事・育児を分担するスタイルに落ち着いていきました。私の役割は、妻の負担を軽減することだと考えていたので申し訳ない気持ちになったのですが、妻からするとそれは大きな問題ではなかったようです。「ごめんね」と謝ったところ、「むしろ、家事をすることで気分転換になる。話し相手がいてくれることがうれしい。大丈夫だよ」と言われました。どのようなサポートがほしいかは、人によって、家庭によってさまざまです。しっかりと相手の意思をくみ取ることこそが重要だと実感しました。

田井

私にとって、特に印象に残っているのが、長子の出産に伴う育児休職。子どもが1歳になったころ、同じJERAに勤める夫の海外赴任が決まり、フィリピンに帯同することになったんです。夫も家族帯同での赴任を希望していましたし、私も家族で一緒に生活したいと思っていたのが理由です。フィリピンでの生活環境が整っているのか、事前に調べ、「これならいける!」と思って決めました。ただ、発電所は都市部にはありませんから、夫はフィリピン内で単身赴任状態。慣れない地で子育てをすることは本当に大変でした。とはいえ、子育てに専念し3歳まで一緒に過ごす時間は貴重なものでしたし、フィリピンで第二子を出産することもできました。私と同じく、海外に帯同してきた仲間もたくさんできましたからね。異国の文化に触れ、多くの絆を得られる有意義な時間だったと思います。

Cross Talk 05

支えられた感謝を次代につなぐ。

育休の取得や子育てを通じて
仕事のスタイルや向き合い方に
どのような変化がありましたか。

五味

「家族のために働く」という意識が強くなりました。仕事が忙しいときでも、心の拠り所ができたため、以前よりも高いモチベーションを保ちながら仕事に取組むことができるようになったと思います。また最近は、上の子の保育園の送迎や下の子の寝かしつけで時間を取られることが増えたため、以前よりも個々の仕事を早く終わらせるにはどうしたらよいかを考えることが増えたように思います。

田井

保育園からの急な呼び出しもあるため、周囲に迷惑をかけないよう、進捗管理を徹底し、メンバー間で共有するようになりました。また、業務を定時に終わらせる必要があるので、業務時間内で効率的に仕事をするよう、作業効率を上げるようにしています。

溝上

業務の可視化が重要であることを再認識しました。「あの人しかできない、わからない」という属人的な仕事があると、その人が抜けた途端に仕事は停滞してしまいます。そのため、普段から属人的になりそうな業務をする場合は、業務を細分化し、後任が取組みやすい環境づくりを心掛けるようにしています。また、今回育児休職を取得することで、家族の転換点をうまく乗り切れたことは、チームのメンバーがいてくれたからこそです。今度は、私が積極的にサポートする番だという気持ちを強く持っています。

プライベートの経験が仕事にも
活かされているのですね。
では最後に、未来のママ・パパに向けて
メッセージをお願いします。

五味

育休を取得するにあたって一番重要なことは、部署のメンバーの理解・協力です。JERAには、多様な働き方ができる制度が整っているだけでなく、積極的な利用を後押ししてくれる素晴らしい仲間と文化があります。JERAならば、ライフステージに合わせた、自分だけの働き方を実現できるはず。現在、私は経理部で仕事をしていますが、将来的には、JERAの保有している土地を開発して発電所以外の形でも活用するなど、新たな仕事にチャレンジしたいと思っています。

田井

育児と仕事の両立は、決して楽なことではありません。業務を定時で上がり家に帰ってからもあわただしい毎日です。ですが、家族で過ごす時間は何よりも有意義で、仕事の活力にもつながるものです。

JERAには、さまざまな制度があり、ワークライフバランスを取る選択肢に満ちた会社です。またDXの推進にも積極的で、テレワークを活用し、出社と同等のパフォーマンスが発揮できるようになりました。仕事と家庭との両立を当たり前にできる環境があると思います。現段階では、想像できないことも多いと思いますが、その時期を安心して迎えることができるはずです。

溝上

育児休職は、ひとつのきっかけだと思います。大切なことは、取得をきっかけに家族の「ありたい姿」をあらためて話し合っていくこと。正解は、パートナーとあなた自身が持っていますので、インターネットや雑誌の情報を鵜吞みにするのではなく、パートナーの声に耳を傾けてください。私は、採用という仕事の中で、多くの人と関わってきました。

数ある企業の中からJERAを選んで入社してくれたということは、非常にありがたいことである一方、期待に応えていく責任の重さも感じています。働く環境をよりよくしていく仕事を通じて、「JERAに入社してよかった」と思ってもらえる会社を実現していきたいですね。

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