LCFバリューチェーン統括部 事業紹介 / 社員紹介

エンジニアとしての
「誇り」を胸に
新たなバリューチェーンの
構築に挑む。

LCFバリューチェーン統括部
水素・アンモニア上流事業部
北米水素・アンモニア上流事業ユニット
2021年 キャリア入社
機械工学専攻

M.J

※情報は取材当時のものになります。

兄たちの
背中を追って。

マレーシア出身の私は、6人兄弟のほとんどがエンジニアという技術一家に生まれました。私の原点にあるのは、確かな技術と誇りを胸に働く家族の背中です。将来エンジニアとして活躍することは、幼いころからの夢。日本の大学に留学したことも、日本企業でキャリアを重ねてきたことも、日本の「品質」を学び、より高いステージで活躍できる存在になるためでした。

日本の大手エンジニアリング企業でプラント設計業務に関わり、石油開発企業でエネルギー開発の検討や建設をしてきた私は、さらなる飛躍を求めてJERAに転職することを決意しました。より大規模なプロジェクトを通じて、自らをより成長させたい。地球の未来のために、脱炭素化に貢献したい。JERAは、私が抱いていた想いを実現する唯一無二の企業でした。

入社後は、LNGバリューチェーンにおける燃料調達から発電までをトータルで提供する「Gas to Power」の案件形成を中心に担当してきました。ローカルパートナーや社内外の関係者と協働しながら、JERAとして海外地域に新たなエネルギー供給点をつくり出していく仕事は、かつてないほどのやりがいと達成感を与えてくれるものです。この会社に出会えたこと、ここで仕事ができることを心から幸せに感じています。

燃料アンモニアの
パイオニアとして。

現在JERAでは、CO₂を出さない「ゼロエミッション火力」の実現に向けて、アンモニア燃焼の大規模実証試験を進めています。その中で、私が所属する北米水素・アンモニア上流事業ユニットは、「ゼロエミッション火力」の商用化を見据えて燃料となるアンモニアの製造設備の検討・開発を行っています。

これまでは、肥料などに使われていたアンモニアを発電の燃料とする取組みは、世界でも前例のないものになります。燃料アンモニアをどのように確保していくのか。どのような技術や設備を検討していくのか。アンモニアの製造過程で発生するCO₂を環境の負荷を減らすよう、いかに処理していくか。

パートナー企業やコンサルタント、コントラクターらと議論を重ねながら、案件の企画とフィジビリティスタディを進めていきます。

世の中にまだ確立していない燃料アンモニアのバリューチェーンをいかにしてつくり上げていくのか。そこに関わる私たちも、まだまだ暗中模索の状態であり、毎日のように「わからないこと」に直面しています。

前例のない仕事には常に困難が伴いますが、自らの知識をアップデートしながら、脱炭素のパイオニアとして社会に貢献できることは、私にとって何よりの喜びになっています。

あこがれの存在に、
誇れる仕事ができている。

1GW(ギガワット)の発電を行う際に、20%の割合でアンモニアを燃焼する場合、年間およそ50万tもの燃料アンモニアが必要となります。日本におけるアンモニア消費量は年間およそ100万t。その数値から、私たちが手がけている仕事のスケールの大きさを理解してもらえるかと思います。

そして、アンモニアのバリューチェーンは、さまざまな部門が密に連携を取りながら構築されていきます。燃料アンモニアプラント開発案件を担当するチーム、アンモニアを運搬する船、そしてその傭船契約を検討するチーム。チームワークを何よりも大切にしながら、一人ひとりがそれぞれの強みを発揮していく。かつてない価値を創造するプロジェクトは、ひとりの力では成しえないものです。

ただし、新たなバリューチェーンを構築するプロジェクトは、まだ道半ばにあります。今後の目標は、この新しい燃料に関する知識や経験を積み、燃料アンモニアプロジェクトの成功に貢献することです。こうした仕事を任されていることは、エンジニアとしてこの上ないやりがいですし、マレーシアの家族も「すごいことをやっているね!」と喜んでくれています。その誇りを忘れることなく、社会に確かな価値を提供していきたいです。

To The Borderless World

今こそ、やらなきゃダメなんだ。

燃料アンモニアのバリューチェーンをつくり出す。
その挑戦を担う
JERAのエンジニアたちは
常に困難と向き合い続けている。
ひとりの技術者として
道を切り拓くパイオニアとして
その仕事は誇りとやりがいに満ちている。

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