CO₂が出ない火をつくる。
碧南火力発電所
ゼロエミッション火力プロジェクト
Project
Project
O&M・エンジニアリング運営統括部
脱炭素技術 部長
機械工学専攻
一柳 真規
O&M・エンジニアリング運営統括部
碧南火力発電 所長
兼 碧南火力燃料アンモニア設備建設 所長
工学部
谷川 勝哉
O&M・エンジニアリング運営統括部
脱炭素技術部 脱炭素エンジニアリングユニット
機械工学科
水谷 亮介
※情報は取材当時のものになります。
Project 01
CO₂を出さない火をつくる。それは、まさに人類の夢を実現するプロジェクトだと言える。JERAは5年以上前から、燃焼してもCO₂を排出しないアンモニアに着目し、基礎研究を重ねてきた。そして今、その革新の種は、ゼロエミッション火力の実現に向けて大きく動き始めている。同プロジェクトの実施責任者である一柳真規は、その概要を次のように話す。
Project 02
「世界初」を実現するフィールドに選ばれたのは、碧南火力発電所。日本最大にして、世界最大級の石炭火力発電所だ。同発電所の所長であり、碧南火力燃料アンモニア設備の建設所長を務める谷川勝哉は、プロジェクト発足時の心境をこう振り返る。
Project 03
本プロジェクトでは、アンモニア燃焼時に発生する窒素酸化物(NOx)を従来レベルに抑える混焼バーナーの開発を重工メーカーが担当し、アンモニア燃料の貯蔵設備や気化器などの開発をJERAが担当している。エンジニアとして、その設計や調査・検討を任された水谷亮介は、並々ならぬ想いを抱いて、このプロジェクトに参画した。
Project 04
ゼロエミッション火力をこの手で実現する。地域にクリーンなエネルギーを届ける。プロジェクトに関わる者すべての想いと力を結集して、同プロジェクトは着実に前進を続けている。アンモニア燃焼の大規模実証試験は、当初の予定を約1年前倒しして、2023年度中に開始されることとなった。さらには、50%以上の利用に向けた計画も並行して進められているのだという。ここまでのプロジェクトを牽引してきた3名に、現時点での総括と今後の展望を聞いた。
今こそ、やらなきゃダメなんだ。
CO₂を出さない火をつくる。
その取組みは
もはや、夢ではない。
人々の期待を力に変えて。
技術と意志。
そのすべてを懸ける。
JERAが踏み出す、偉大なる一歩は
やがて、世界に答えを示す。