最適化統括部 事業紹介 / 社員紹介

30年先の未来で
「私がしてきたこと」を
誇れるように。

最適化統括部 最適化経営部
リスク管理ユニット
2022年 新卒入社
地球惑星科学専攻

A.Y

※情報は取材当時のものになります。

不透明な未来を
解き明かす。

大学・大学院を通じて、専攻していたのは地球惑星科学。岩石を構成する鉱物の観察や化学分析をすることで、1億年近く前の現象を読み解く研究をしていました。この分野の研究はとても面白かったのですが、人の生活との関わりを感じにくい点にどこか物足りなさを感じていました。そこで、就職活動では「人の生活を支えている実感」にあふれた仕事をしたいとインフラ・エネルギー業界を中心に見て回ることに決めました。

エネルギーの仕事は、資源や地球環境に大きく関わるもの。これまで学んできた「地球」と「人の生活」をつないでいく存在であることに気づき、その魅力に惹かれていきました。JERAを選んだのは、燃料調達から発電まで幅広い事業を展開し、日本だけでなく世界にも影響を与える存在であったから。エネルギーの仕事が持つ面白さを味わうには、これ以上のフィールドはないと確信しました。

私が所属しているリスク管理ユニットは、国内の電力・ガス販売とそれに伴う燃料調達を安定的に、かつ最適なバランスで実現するために、さまざまなリスクを分析・管理していく役割を果たしています。エネルギーの価格やデリバリーは、社会情勢や天候をはじめ、あらゆるできごとに影響され、変動します。

私たちは、そうした多様なリスクを分析することで、不透明な未来を見通す「兆し」を察知し、対策へとつなげていきます。求められる知識こそ違いますが、この仕事は大学院時代に打ち込んでいた研究と近しいもの。一つひとつのできごとから、「なぜ、そうなるのか」を読み解いていくプロセスが、今に活かされていると感じています。

数字が持つ「背景」を
大切に。

現在、私は主に市場リスクの分析を担当しています。その分析結果が、日次・月次のレポートにまとめられ、各部門の業務に反映されていくことになります。仕事をする上で、常に意識しているのは「数字の本質的な背景」を伝えること。

利益や損失を表す数字や「この取引が損失を出した」という事実を記載するだけでは、何も得ることのない無意味なレポートになってしまいます。大切なのは、そのできごとの背景にある変化や理由を示すこと。「なぜ、そうなったのか」という要因を明確に示すことができなければ、対策につながるアクションも生まれなくなります。

今でこそ「より有用なレポート」を作成するための工夫もできるようになりつつありますが、配属されて間もないころは、とにかく苦労の連続でした。算出した数値が他の数値と矛盾してしまったり、金額変化の理由がわからなかったり……。レポートの作成に他の人の5倍近い時間がかかってしまっていたほどです。そうした状況を打破できたのは、先輩たちの指導があったからこそだと思っています。

JERAの先輩たちは「始めたばかりだから仕方がない」「慣れればできるようになる」といった精神論で指導することはしません。「どのデータでつまずくのか」「そのデータにどのような情報を加え、どのように整理すれば、やりやすくなるか」といったように、より具体的に、私自身に考えるきっかけを提供してくれます。

自らがつまずくポイントを整理し、どうすれば問題が解決するかを考えることで、レポート作成のスピードも、精度も大幅に向上させることができました。

手にした視点を活かして
さらなるチャレンジを。

私にとって、大きな転機となったできごと。それは、1年目の冬に参加した2週間の発電所研修でした。それまでの業務で扱っていたLNGや石炭の数量、熱効率、発電量などの数字が、リアルな動きとして存在している。

それを目の当たりにした瞬間の感動は、言葉では表現できないほど特別なものでした。私たちが向き合っている数字はただの数字ではない。現場の人の働きによってつくられている数字なんだ。その実感が、分析業務にさらなるモチベーションを与えてくれました。

今後の目標は、ゼロエミッション火力を担うアンモニア調達に関わっていくことです。燃料アンモニア市場は、まだ誕生したばかりで制度も定まっていません。さらに、環境価値という要素も考慮しなければならないため、価格予想も困難で、リスクが高く、チャレンジングな領域であると言えます。今の仕事で学んだリスク管理の視点を活かして、JERAの燃料アンモニア導入を後押しするような存在になりたいです。

現在、JERAはカーボンニュートラル実現に向けて、さまざまなチャレンジに取組んでいるところです。そのタイムリミットである2050年、私は50代になっています。

その時、JERAは「30年間、何をやってきたか」を世間から問われることになると思いますが、私は「JERAで何をやってきたか」を自らに問うのだろうと想像しています。自らの問いに対して、「私は○○をして、カーボンニュートラルに貢献した」と自信を持って言えるようにしたいです。

To The Borderless World

今こそ、やらなきゃダメなんだ。

人々が安定的に、安価に
エネルギーを享受できる。
その価値の裏には
予測できない未来に
「兆し」を見出す者の挑戦がある。
なぜ、そうなるのか
なぜ、それが起きたのか
解き明かした答えは
2050年の未来につながっていく。

↑ PAGE TOP