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第1回トランジションボンド(2022年5月)IR情報 / ESGファイナンス

資金充当状況ならびに資金充当を開始したプロジェクトの概要および進捗状況について掲載しております。

資金充当状況

未充当残高については、今後計画どおり充当してまいります。

項目 内容
調達額 199億円(発行諸費用を除いた金額)
資金充当額※ 計124億円
  • アンモニア/水素の混焼実証 18億円
  • 既存非効率火力発電所の廃止 106億円
資金充当額のうち既存の支出として充当された金額 計110億円
  • アンモニア/水素の混焼実証 4億円
  • 既存非効率火力発電所の廃止 106億円
未充当残高 75億円
  • アンモニア/水素の混焼実証は2022年12月まで、既存非効率火力発電所の廃止は2023年3月までの支出に充当済

プロジェクト概要・進捗状況

化石燃料とアンモニア/水素の混焼実証に関する支出

プロジェクト名 プロジェクト概要および進捗状況
100万kW級石炭火力におけるアンモニア20%混焼の実証研究 プロジェクト概要 碧南火力発電所4号機にて燃料の20%(熱量比)をアンモニアに転換するための技術開発・実証試験を実施。(事業期間:2021年6月~2025年3月)
大型の商用石炭火力発電機におけるアンモニア混焼に関する実証事業の採択について | プレスリリース(2021年)
進捗状況 計画が順調に推移したことで、実証試験を約1年前倒し、2023年度に開始します。2023年3月現在、基礎工事や配管の敷設等を実施しています。
事業用火力発電所におけるアンモニア高混焼化技術確立のための実機実証 プロジェクト概要 アンモニア高混焼バーナの新規開発及び設備仕様の検討を行い(~2024年度)、碧南火力発電所にて燃料の50%以上(熱量比)をアンモニアに転換するための技術開発・実証試験を実施。(事業期間:2021年度~2028年度)
碧南火力発電所におけるアンモニア混焼率向上技術の実証の採択について | プレスリリース(2022年)
進捗状況 2024年度までの実証実施可否判断に向け、アンモニア高混焼バーナの開発、設備仕様の検討を計画通り進めています。
大規模水素サプライチェーン構築に係る水素混焼発電の技術検証 プロジェクト概要 国内大型LNG火力発電所にて約30%(体積比)のLNGを水素に転換して発電するための実証試験を実施。(事業期間:2021年10月から2026年3月)
国内LNG火力発電所における水素利用の実証事業の採択について | プレスリリース(2021年)
進捗状況 水素供給および発電設備の仕様を検討しました。その結果、水素中の微量物質(ベンゼン、トルエン等)がガスタービンに影響を与える可能性があることが判明したことから、影響評価のために、水素性状評価を別事業にて実施する予定です。

高効率火力発電所への建て替えを目的とした、既存非効率火力発電所の廃止に関する支出

プロジェクト名 プロジェクト概要および進捗状況
五井火力発電所の撤去 プロジェクト概要 五井火力発電所(LNG)における既存発電設備の撤去(工事完了時期:2023年9月)
進捗状況 2023年5月現在、撤去は順調に進捗しております。2023年9月撤去完了の予定です。

適格性に関する第三者評価

第三者評価機関であるDNVビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社から、トランジションボンド発行後の各種基準への適合性に係る定期レビューを受けております。

定期レビュー報告書[1.05MB]