第1回トランジションボンド(2022年5月)IR情報 / ESGファイナンス
資金充当状況ならびに資金充当を開始したプロジェクトの概要および進捗状況について掲載しております。
資金充当状況(2025年5月時点)
充当は完了しております。
項目 | 内容 |
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調達額 | 199億円(発行諸費用を除いた金額) |
資金充当額※ | 計199億円
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資金充当額のうち既存の支出として充当された金額 | 計110億円
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未充当残高 | 0億円 |
- アンモニア/水素の混焼実証の支出は85億円超ございますが、充当に当たっては既存非効率火力発電所の廃止を優先させ、アンモニア/水素の混焼実証の最終的な資金充当額は85億円としております
プロジェクト概要・進捗状況(2025年5月時点)
化石燃料とアンモニア/水素の混焼実証に関する支出
プロジェクト名 | プロジェクト概要および進捗状況 | |
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100万kW級石炭火力におけるアンモニア20%混焼の実証研究 | プロジェクト概要 | 碧南火力発電所4号機にて燃料の20%(熱量比)をアンモニアに転換するための技術開発・実証試験を実施。(事業期間:2021年6月~2025年3月) 大型の商用石炭火力発電機におけるアンモニア混焼に関する実証事業の採択について | プレスリリース(2021年) |
進捗状況 | 実証試験にて、アンモニア転換前(石炭専焼)と比較し、窒素酸化物(NOx)は同等以下など良好な結果が得られた。 碧南火力発電所における燃料アンモニア転換実証試験の終了について | お知らせ(2024年) |
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事業用火力発電所におけるアンモニア高混焼化技術確立のための実機実証 | プロジェクト概要 | アンモニア高転換バーナの新規開発及び設備仕様の検討を行い(~2024年度)、碧南火力発電所にて燃料の50%以上(熱量比)をアンモニアに転換するための技術開発・実証試験実施を目指す。(事業期間:2021年度~2030年度) 碧南火力発電所におけるアンモニア混焼率向上技術の実証の採択について | プレスリリース(2022年) |
進捗状況 | 株式会社IHIが開発するアンモニア高転換バーナについて、燃焼試験炉における開発が完了。 | |
大規模水素サプライチェーン構築に係る水素混焼発電の技術検証 | プロジェクト概要 | 国内大型LNG火力発電所にて約30%(体積比)のLNGを水素に転換して発電するための実証試験に向けた検討を実施。(事業期間:2021年10月から2025年3月) 国内LNG火力発電所における水素利用の実証事業の採択について | プレスリリース(2021年) |
進捗状況 | これまで実施してきたフィージビリティスタディにより、発電事業者として2028年度から実証すべき新たな技術開発要素が認められない上、国内外において発電事業用大型ガスタービンを用いた水素混焼実証試験が複数実施されていることで、本事業で技術実証を進める意義が失われている。2024年度ステージゲート目標に設定している「プラントEPC・実証着手の可否判断」について、実証着手すべきとの判断にはならないことから、事業中止と判断する。 水素の品質規格体系の構築に向けた研究開発を開始 ~「大規模水素サプライチェーンの構築に係る水素品質に関する研究開発」が NEDO委託事業に採択されました~ | プレスリリース(2023年) |
高効率火力発電所への建て替えを目的とした、既存非効率火力発電所の廃止に関する支出
プロジェクト名 | プロジェクト概要および進捗状況 | |
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五井火力発電所の撤去 | プロジェクト概要 | 五井火力発電所(LNG)における既存発電設備の撤去(工事完了時期:2023年9月) |
進捗状況 | 撤去工事は2024年3月に完了しています。 | |
知多火力発電所の撤去 | プロジェクト概要 | 知多火力発電所(LNG)における既存発電設備の撤去(工事完了時期:2026年7月予定) |
進捗状況 | 2025年4月現在、撤去は順調に進捗。 |
適格性に関する第三者評価
第三者評価機関であるDNVビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社から、トランジションボンド発行後の各種基準への適合性に係る定期レビューを受けております。
定期レビュー報告書(第1回)[1.05MB]
定期レビュー報告書(第2回)[1.27MB]
定期レビュー報告書(第3回)[1.76MB]