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第2回 JERA 横須賀火力発電所 ビーチクリーンプロジェクト 2024年12月 @横須賀市 久里浜海岸

昨年に続き2回目の開催となった、JERA横須賀火力発電所主催のビーチクリーンイベント。2024年12月8日、NPO法人海さくらと久里浜町内会のご協力・横須賀市の後援のもと、横浜DeNAベイスターズ選手を含む約100名の参加者が力を合わせ、久里浜海岸のゴミ拾いを行いました。

約100名参加でパワーアップ!
つめたい風に負けずゴミ拾い

神奈川県横須賀市久里浜にある「横須賀火力発電所」は、JERAが所有する国内26カ所の火力発電所のうちのひとつです。市街地とも近い本所は、地域の方々に愛される発電所を目指し、2025年オープン予定の敷地内一般開放エリアを計画するなど、地域密着で運営してきました。

そんな地域貢献活動の一環で昨年はじめて行った久里浜海岸のビーチクリーンを、今年も開催。前回に引き続き、江ノ島ビーチクリーンなどを主催するNPO法人海さくら、横須賀市久里浜町内会の方々に心強いお力添えをいただいて、イベントが形になりました。

参加者を募ると、昨年より30名ほど増えて約100名に!当日集まった横須賀火力発電所の所員も、「ボランティアの方が昨年より増えていてびっくりしました。とてもうれしいです!」「私たちの活動は、地域の皆さまに支えられて成り立っているんだと実感します」と、口々に喜びを語りました。

さらに、JERAが特別協賛するプロ野球セ・リーグで横須賀市にファーム施設を持つ横浜DeNAベイスターズも、同じ地域を愛する仲間としてビーチクリーンを応援。同球団の西巻賢二選手と粟飯原龍之介選手がゴミ拾いに駆けつけてくださいました!

開会式は、海さくらの古澤純一郎代表の進行でスタート!
横須賀火力発電所の相内ゆか所長は、「前回よりも多くの方にお集まりいただき感無量です。皆さまと交流を深めながら取り組みたいと思います。『ご安全に!』」と、発電所内で使われるあいさつの言葉を交えてコメントしました。

記念撮影も行い、いよいよゴミ拾いスタートです!

ゴミの見当たらない浜辺
近づいてよく探してみると……?

今回も用意されたビーチクリーンならではの清掃道具、ざる。浜辺の砂に紛れ込んだ「マイクロプラスチック」を取り出すために使います。
マイクロプラスチックとは、直径5mm以下のプラスチック片を指します。海に流れ出てしまったプラスチックゴミは、長期間紫外線や水流にさらされるうちに劣化して崩れ、細かな破片になっていきます。

海中のマイクロプラスチックを生物が食べれば、その生物の命を脅かすだけでなく、食物連鎖で私たち人間の体内にもプラスチックが取り込まれる恐れがあり、現在、世界中で問題視されています。
古澤代表によれば、海に出るゴミの7~8割が私たちの生活圏から出ているというショッキングな事実もあるとのこと。地球の未来を想うと、砂に埋もれた小さなプラスチックも軽視できません。

目立ったゴミがなく、一見きれいに見える久里浜海岸。見落としがないか、一同注意深く足元を見て浜辺を進みます。
そんな中、ビーチの一角に、なんと穴を掘ってゴミを捨てた形跡が!中にはお酒のビンや缶、タバコの吸い殻などがありました。モラルを超えた行動に胸が痛みます。

久里浜海岸はバーベキューなどの行為が禁止されていない場所ですが、周囲を汚さずに楽しむのは当然のマナー。清掃活動の存在が広まることで、心無い行為がなくなることを祈るばかりです。

ゴミ拾いが、久里浜に新しい人の輪をつくる

今回ゴミ拾いに来てくださったボランティアの皆さまは、定期的に清掃活動に参加している方が多くいらっしゃいました。
「会社で月に一度開催しているゴミ拾いに参加しています」
「海さくらの江ノ島ビーチクリーンによく参加していて、久里浜にも来てみました」
「横須賀のほかの海岸でもぜひやってほしい!」

普段からゴミ拾いに参加されている方からは、「現場で仲間ができると、繰り返し参加したくなる!」という声もありました。実際に今回のビーチクリーンにも、ボランティアを通じて知り合った仲間同士でイベントを探し、今回の活動を見つけてみんなで来たという仲良しチームもいらっしゃいました!
環境の美化だけでなく、コミュニティ創出の可能性も秘めたゴミ拾いの活動。地域に根ざした事業者として、こうした取り組みを継続していくことの大切さを改めて実感します。

横浜DeNAベイスターズのお二人も、参加者との交流を楽しみながらゴミ拾いをしていました!
「参加者の皆さんが久里浜を愛しているのが伝わりました。『優勝おめでとう!』と声をかけてくださる方の笑顔を見ると、これからもがんばろうと気合いが入ります」(西巻選手)
「地域の方とこうして触れ合う機会はなかなかないので、いろんな話ができて楽しかったです。またぜひ参加したいです!」(粟飯原選手)

参加された皆さまが楽しそうに話しながらゴミ拾いをしていて、小さな浜辺全体が和やかな雰囲気に包まれていたのが印象的でした。
「きれいな町を自分たちの手で守りたい」というJERAと皆さまの気持ちをつなぎ、これからも温かい人の輪を守り続けたいと感じました。

2回目を迎えたこのプロジェクトについて、相内所長と古澤代表も想いを語ります。
「自分たちだけではできることに限りがあるので、たくさんの方に集まっていただけて本当にうれしいです。環境だけでなく、地域のコミュニケーションの場を守る意味でも、こうした活動を継続したいと思います」(相内所長)
「地域で暮らす方が自発的に動き、その気づきを身近な方へ広めることで、環境を守る活動が前進し、自然はより豊かになります。やはり、地域の方々の協力は欠かせないと感じます」(古澤代表)

約1時間の清掃時間はあっという間に終了。ビーチの端まで広がっていた参加者の方々が、拾ったゴミを手に戻ってきます。
この日集まったゴミは、90リットルのゴミ袋6袋分以上!きれいに見えた小さなビーチですが、こんなにたくさんのゴミがあったことに、皆さま驚きの表情を浮かべていました。

閉会式では、「JERA」という社名に込められた想いを、広報部の島田勇一部長より参加者の皆さまにお伝えしました。
「JERAは『日本のエネルギーを新しい時代へ』という意志を社名に掲げ事業を行っています。発電に使用する資源の確保や温暖化の防止、コストなど、さまざまな障壁を一歩ずつ乗り越えながら、皆さまの暮らしを支える電気を安定的に生み出し、日本のみならず、世界のエネルギー問題へ挑戦していきたいと考えています」(島田部長)

環境問題と常に隣り合わせの事業者として、私たちには地球を守る行動を起こす使命があり、よりよい未来のために、たくさんの仲間とともに実行していく必要があります。
今回の横須賀火力発電所ビーチクリーンプロジェクトのように、私たちは、これからも事業所のある地域を中心に、環境と地域の絆を守る活動を続けていきます。

大きな夢に向かって、ひとつずつ。
これからもJERAは、できることから着実に、
クリーンな未来に向けて活動を続けていきます。