2024年6月8日、JERAはユニフォームパートナーとして協賛する女子バスケットボールチーム「アランマーレ秋田」とビーチクリーンを実施しました。会場となった秋田県潟上市の出戸浜海水浴場には、アランマーレ秋田の選手やファン、潟上市役所の方々、JERAと共に「男鹿市、潟上市及び秋田市沖の洋上風力発電事業」に取り組む電源開発株式会社の社員の方など、約100名が集合!みんなで力を合わせて、海岸に捨てられたゴミや打ち上げられた海洋ゴミを拾いました。
企業×スポーツ×地域
一体となって海をキレイに!
JERAは日本最大の発電事業者として、2050年までに自社事業におけるCO2排出ゼロを目指す「JERA ゼロエミッション2050」に取り組んでおり、その柱の一つとして再生可能エネルギーの導入を強化しています。なかでも海の上に風車を建てて発電を行う「洋上風力発電」に力を入れており、2023年12月、JERAを代表とする企業連合は秋田県男鹿市・潟上市・秋田市沖の洋上風力発電を担う事業者として選定されました。
JERAは2021年から女子バスケットボールチーム「アランマーレ秋田」のユニフォームパートナーとして、チームと一体となって秋田県を始めとする東北地方の活性化をサポートしてきました。今回実施したビーチクリーン活動もそのひとつ。2021年4月に行った秋田県秋田市での第1回ビーチクリーンを皮切りに、由利本荘市や能代市など、同県内の各地の砂浜を清掃。7回目となる今回は、潟上市の出戸浜海水浴場での実施となりました。
まだ6月に入ったばかりだというのに、当日の最高気温は28℃!みんなでJERAとアランマーレ秋田のロゴが入ったコラボTを着て、準備万端。あたりは照りつける太陽にも負けないくらい明るく元気なオレンジカラーで一色になりました!
午前10時、開会式では、JERAの矢島聡 常務執行役員が挨拶を行いました。
「JERAが協賛して、このようなビーチクリーンを始めて、今年で4年目。当初は、秋田県内にまったく地盤を持たなかったJERAですが、昨年12月、ようやく潟上市を地元とした洋上風力事業を行えることになりました。これからもっともっと地域に貢献できるよう、末永くがんばって参ります。熱中症に気をつけて、本日のビーチクリーンも、どうぞよろしくお願いします」(矢島)
開会式の最後にはアランマーレ秋田の増田泉美選手、内藤唯選手からビーチクリーンのルールと注意事項が伝えられ、佐藤京香選手が音頭を取り、参加者全員でアランマーレ秋田の掛け声「ワン・ツー、チーム!」で気合いを注入!こうして改めて企業、スポーツチーム、地域の一体感を確認し、7回目となるビーチクリーンがスタートしました。
ゴミ拾いだって、
“チーム”でやれば大きな成果に!
出戸浜海水浴場は、男鹿半島と鳥海山を臨む、遠浅で波の穏やかなビーチ。日本海に沈む迫力満点の夕日を鑑賞できる絶景スポットでもあります。
海開きを来月に控えた砂浜ですが、すでに空き缶やペットボトルなどのゴミが散見されます。参加者の皆さまは、軍手、トング、ゴミ袋の3点セットを手に、目に付くゴミをどんどん回収!みるみる砂浜がキレイになっていきます。
お子さまといっしょに参加されている方も多く、お話を聞いてみると「家が近くてよく遊びに来る砂浜なんです。落ちているゴミが気になることもありましたが、自分だけではなかなか拾って帰ろうという気持ちにならなかったので、こういう機会をつくってもらえてよかったです」という言葉に、私たちも思わずうれしくなります。
また、別の方は「最初は地域のための清掃活動に興味があり参加していました。でも、アランマーレ秋田の選手の方々とお話しているうちに、どんどんチームが好きになって、今では大ファンです!」と、ビーチクリーンをきっかけにチームやバスケットボールの魅力に気づいたとお話してくださいました。
こうしたファンと交流できる機会はアランマーレ秋田にとっても貴重だと話すのは、キャプテンの樋口鈴乃選手です。
「サポートしてくださる企業や市の方はもちろん、ファンや地域の方々と直接お話することで、『私たちはこんなにたくさんの人たちに応援してもらっているんだ』ということを実感できて、とてもありがたい機会だと感じています。こうしたクリーン活動は、それぞれの団体が個別に行うこともできますが、同じ想いを持つ人同士なら、協力した方が大きな成果につながると思って、いつも参加させていただいています」(樋口選手)
洋上風力発電で
潟上市の未来を一緒に描く
たくさんの参加者の皆さまに混じって、潟上市の鈴木雄大市長も額に汗してゴミを拾ってくださいました。
「私たち市が街の清掃をするのは当然のこと。一方で、現実的な話をすると人口減少が進む今、こうして人を集めて大掛かりに取り組むのは簡単なことではありません。そうしたなかで、地域に縁のある企業の方々が自主的に声を上げて取り組んでくださるというのは、行政としては大変ありがたいことなのです。特にゴミ拾いは参加いただいた方々のゴミ軽減意識の向上、ひいてはゴミを処分する市の財政への貢献にもつながります。また、アランマーレ秋田という地域のチームと一体となることで、スポーツの側面からも地域が活気づけばいいなと思っています」(鈴木市長)
さらに、鈴木市長はJERAの洋上風力発電事業への期待も語ってくださいました。
「洋上風力発電は、これからの潟上市にとって重要な事業のひとつです。男鹿市・潟上市・秋田市沖のエリア全体で1兆円を超える経済効果が期待されています。それだけでなく『潟上市はクリーンエネルギーを生み出す街』という市のイメージアップにも大きく貢献してくれるはず。4年後には、この海岸の向こうに21基の大きな風車が建設されます。潟上市の新しいシンボル、新しい風景が生まれることを、今からとても楽しみにしています」(鈴木市長)
皆さまにゴミを拾っていただくこと約1時間。ゴミを1箇所に集めると「こんなにゴミがあったんだー!」と子どもたちもびっくり。大人も子どもも、この活動を通じてゴミをポイ捨てしないことはもちろん、ゴミを生み出さないことの大切さを実感できたのではないかと思います。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!海開き後は、ぜひきれいな砂浜での海水浴を楽しんでくださいね!
大きな夢に向かって、ひとつずつ。
これからもJERAは、できることから着実に、 クリーンな未来に向けて活動を続けていきます。
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