スポット市場への未入札等に係る電力・ガス取引監視等委員会への再発防止策の提出について2024/12/12
当社は、電力・ガス取引監視等委員会の指摘を受け、2019年4月から2023年10月までの期間において、日本卸電力取引所(JEPX)のスポット市場における売り入札量算定に関し、ツールの不備に起因し、停止する発電ユニットの余剰電力の一部を市場供出していなかったことに関し、電力・ガス取引監視等委員会から業務改善勧告を受領しました(2024年11月12日プレスリリース)。
当社は本日、業務改善勧告の内容に基づき、再発防止策を取りまとめ、電力・ガス取引監視等委員会へ報告しましたので、お知らせします。
本事象により、市場関係者をはじめとした皆さまにご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
当社は、これまでに社外専門家も起用して本事象に関する社内調査を行っており、利益を享受する目的で相場操縦を行う意図はなかったことを確認しております。
一方で、長期間にわたり、十分な電力量を市場に供出できていなかったことを重く受け止めており、再発防止策として、ガバナンス体制の強化や適正取引ガイドラインへの適合性の指針となる基準を明確化するなど「仕組みの構築」を進めるとともに、トップマネジメントの関与や教育・研修の充実など「社内風土の醸成」に努めてまいります。
当社は、業務改善勧告を真摯に受け止め、経営層自らが本事案の重要性を再認識し、強化したガバナンス体制による一体的な取り組みを主導することで、再発防止策を着実に実行してまいります。また、その実行状況を検証し、必要に応じて新たな取り組みを加えることで再発防止に努めてまいります。
別紙 電力・ガス取引監視等委員会からの業務改善勧告に対する再発防止策の概要[PDF: 419.99 KB]