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米国およびオーストラリアにおけるシェブロン社とのCCS事業の共同検討について2023/03/08

 

 株式会社JERAは、世界最大手の石油・天然ガス会社の一つであるChevron Corporation(以下「シェブロン社」)との間で、CCS事業の共同検討に関する覚書(以下「本覚書」)を締結いたしました。

 

 カーボンニュートラル実現に向け、CO2を地中に貯留するCCSは、CO2の排出削減が困難な産業にとって不可欠な技術です。米国をはじめとした各国において積極的に政府支援がなされ、世界各地でCCS事業が計画されています。

 

 当社とシェブロン社は、オーストラリアにおいて、低炭素燃料製造プロジェクトの開発にかかる実現可能性調査を進めており、また米国において、水素製造プロジェクトの開発や液体有機水素キャリア(Liquid Organic Hydrogen Carrier)を活用した事業化実現可能性の調査を行っております2022年11月8日発表済み)。

 

 本覚書は、米国やオーストラリアを始めとした地域において、CCSに関する新規プロジェクト開発の可能性について共同で検討していくことを定めたものです。
 これまでの取り組みに加えて、CCS事業を共同で検討していくことで、両社の脱炭素分野における事業機会の拡大のみならず、国際的な脱炭素社会への移行にも寄与できるものと考えております。

 

 当社は「JERAゼロエミッション2050」を掲げ、2050年時点で国内外の事業から排出されるCO2の実質ゼロに挑戦しており、CCS事業の推進に向けて、CO2回収・貯留技術の評価、経済性等の検討を加速してまいります。

 

 

※  Carbon dioxide Capture and Storage(二酸化炭素回収・貯留)の略称