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燃料タンクの運用下限に関する考え方について2021/12/06

 当社は、資源エネルギー庁による「需給ひっ迫を予防するための発電用燃料に係るガイドライン」に基づき、燃料タンクの運用下限に関する考え方について、お知らせいたします。

 

燃料タンクの運用下限に関する考え方

基地名

富津基地

東扇島基地

袖ヶ浦基地

根岸基地

知多基地

川越基地

四日市基地

上越基地

燃料

LNG

LNG

LNG

LNG

LNG

LNG

LNG

LNG

貯蔵設備容量

612,000t

243,000t

536,000t

61,000t

702,000t

378,000t

144,000t

243,000t

発電ユニット(※1)

 

富津火力
千葉火力
 

東扇島火力
横浜火力
川崎火力

袖ヶ浦火力
姉崎火力

南横浜火力

 

西名古屋火力
新名古屋火力
知多火力
知多第二火力

川越火力3,4系列

 

川越火力1,2号
四日市火力

上越火力

 

運用下限の考え方

・ LNGタンクの一部が払出不能となり、基地に紐づく発電機の一部を停止する必要性のあるレベルから、LNG船入船遅延リスクとして2日分の消費を考慮。

・ 冬季の上越基地は、LNG船入船遅延リスクとして7日分の消費を考慮。

・ 運用下限は基地全体の在庫量をふまえた目安値であり、実際の運用下限の水準は個別のタンク在庫量の状況で上下しうる。ただし、ガス会社との共同基地(袖ケ浦・根岸)については、ガス会社の運用管理に従う。

(※1)主要な発電所を記載。「富津基地、東扇島基地、袖ケ浦基地」および「知多基地、川越基地、四日市基地」はガス導管で連係

 

<参考>

【燃料ガイドライン(抜粋)】

4. 燃料確保にあたって望ましい行動
(2)燃料確保にあたって発電事業者に望まれる行動
 ① タンク運用・在庫にあたって望まれる行動
「(前略)また、タンクの運用にあたって、各事業者は、一定のリスクを考慮し運用上限・下限を設定している。このような各社が置かれる事情を考慮した上で、自ら考え方を整理する形は適切である一方で、今後、国や広域機関において、燃料ひっ迫を予防する取組を行うにあたっては、各社における運用下限からの余力を踏まえてひっ迫状況を判断していくこととなる。そのため、運用下限についての考え方を整理することが必要であり、本ガイドラインにおいて、運用下限は、燃料制約発動ラインと一致するものであり、物理的下限に加え、入船遅延等、必要なリスクへの対応分を確保したものとする。なお、各社における運用下限の考え方については、透明性を担保するため、対外的に公表されることが望ましい。