日本製紙大竹工場における自家発電設備の運転遠隔監視サービスの本格導入について2024/08/06
株式会社JERAは、日本製紙株式会社(以下、「日本製紙」)が保有する大竹工場(広島県大竹市)における自家発電設備の運転業務支援として、遠隔監視サービスを本格導入しましたので、お知らせします。
日本製紙大竹工場は、ボイラ・タービン・発電機など自家発電設備を保有しており、想定外の設備トラブルに起因する自家発電設備の停止を防ぐため、両社はオンラインでの運転データ送信機能や運転データを活用した遠隔監視サービスの導入について検討を進め、2023年7月より、試験的に実施してまいりました。
2024年4月より、日本製紙大竹工場に本格導入した遠隔監視サービスは、当社のグローバルデータアナライジングセンター(G-DAC※)で、お客さま設備の運転データをリアルタイムに監視し、独自のアルゴリズムによる高精度なデータ分析・解析を通じて、設備異常などの予兆を検知し、要因の推定と推奨事項を報告するもので、当社が提供するO&M(Operation & Maintenance)変革ソリューション(JERA-DPP®)の一つとなります。
本サービスの提供を通じて、日本製紙大竹工場の自家発電設備の運転の高度化および業務効率化を実現するとともに、当社の経験・知見により早期の予兆検知・故障部位の推定などが可能となります。
当社は、燃料・発電に関するO&Mノウハウと最先端デジタル技術を組み合わせたO&M変革ソリューション(JERA-DPP®)をはじめとする、法人向け「JERA Solution」をお客さまへ提供することにより、お客さまが抱える課題を解決し、新しい価値をつくり上げることを目指してまいります。
【日本製紙大竹工場について】
名称 |
日本製紙株式会社 大竹工場 |
所在地 |
広島県大竹市東栄2-1-18 |
常用動力設備能力 |
ボイラー2缶:最大蒸気量380トン/時 |
タービン2基:出力48,000kW |
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主要製品 |
段ボール原紙、白板紙、カップ原紙、純白ロール紙、 片艶クラフト紙、上質紙、書籍用紙 |
