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Sempra Infrastructure社とのLNG売買契約の締結について2025/08/01

 株式会社JERAは、米国より新たに年間 最大550万トンのLNGを調達することを決定し、その一環として、米国Sempra Infrastructure社との間でLNG売買に関する基本合意(法的拘束力なし)を締結していました(2025年6月12日お知らせ済み)。

 

 その後、Sempra Infrastructure社との間で協議を進め、このたび、LNG売買契約を締結しましたのでお知らせします。当社は、本契約に基づき、Sempra Infrastructure社が推進するPort  Arthur LNG Phase 2プロジェクトの商業運転開始から20年間、同プロジェクトにて生産されるLNGをFOB(本船渡し)にて年間約150万トン購入します。

 

 Sempra Infrastructure社をはじめとする米国産LNGの調達は、価格競争力と柔軟性を確保しつつ、日本のエネルギー安定供給をより強固にする非常に重要な施策であると考えております。また、仕向地制限がないFOB契約であり、電力需給の変動等に柔軟に対応できることから、日本のエネルギー安定供給を強化することが期待できます。

 

 当社は、今後も中東、アジア、米国等からの調達をバランスよく組み入れ、地域リスクを分散したLNGポートフォリオを構築してまいります。さらに、JERA  Global Marketsをはじめ長年の経験で蓄積した最適化・LNGオペレーション能力を活用しコスト競争力を実現するとともに、アジアでのLNG需要開拓など販売フローの多様化も実現してまいります。

 

<Sempra Infrastructure社との売買契約の概要>

売主

Sempra Infrastructure

買主

JERA

対象プロジェクト(所在地)

Port  Arthur LNG Phase 2プロジェクト(テキサス州)

契約期間

商業運転開始から20年間

契約数量

年間約150万トン

引き渡し条件

FOB(本船渡し)

 

<署名式の様子>

左からMartin Hupka Sempra Infrastructure社 President, LNG、津輕 亮介 株式会社JERA 常務執行役員Chief Low Carbon Fuel Officer (CLCFO)