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武豊火力発電所における火災事故に対する再発防止策について2024/09/03

 株式会社JERAは、1月31日に発生した武豊火力発電所における火災事故について、本日、再発防止策を取りまとめましたのでお知らせします。

 

 当社は、4月30日に開催した第3回「武豊火力発電所における火災事故調査委員会(以下、事故調査委員会)」において、以下の通り事故原因を取りまとめております(202451プレスリリース)。
・木質バイオマス燃料の高速大量搬送に伴い粉じんが多量に発生
・ベルトコンベアから木質バイオマス燃料を供給する投炭装置や、燃料を一時貯蔵するバンカ内部において、粉じん濃度が爆発下限界を超過
・投炭装置において、ベルトに過大な力がかかり、ベルト下部の部品が摩擦によって発熱し、清掃困難な箇所に堆積していたバイオマス燃料の粉じんに着火し爆発が発生
               

 このたび、上記の事故原因を踏まえ、第三者による評価手法の妥当性レビューや海外企業の導入事例を参考に対策の妥当性を検証したうえで、本日開催した第4回事故調査委員会において、以下の通り再発防止策を取りまとめました。
・事故が発生したバイオマス払出設備は専用の空気搬送設備を設置し、バイオマスの輸送を空気による搬送とすることで可動部を無くし機械的摩擦発熱リスクを排除、投炭装置を不使用とする
・バイオマス燃料を搬送するコンベヤ設備については搬送速度を引き下げて粉じん発生と摩擦による着火リスクを低減
・爆発抑制装置等の安全装置の追加設置により、大きな設備災害が発生するリスクを最小化

 

 当社は、本日取りまとめた再発防止策を徹底し、復旧に向けた検討を進めてまいります。引き続き、安全を最優先に発電所の運営に努め、電力の安定供給に貢献してまいります。
 

添付資料:武豊火力発電所における火災事故について[PDF: 3.99 MB]