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名古屋港水族館と株式会社JERAが広報パートナー活動を開始2023/04/20

 名古屋港水族館(管理運営:公益財団法人名古屋みなと振興財団、名古屋市港区港町1番3号、館長:栗田 正徳)と株式会社JERA(以下「JERA」)は、地球・海洋環境保護や海洋生物の研究調査等に関する、より広い啓発を実現することを目的とした広報パートナー活動を開始しますので、お知らせいたします。


■背景・目的・意義
 名古屋港水族館は、海洋生物の育成・繁殖を通じて、海の生態系や、現在の海が直面する課題等を幅広く来館者に伝え、環境保護の啓発に努めています。

 JERAは、サステナブルな社会形成に貢献すべく、再生可能エネルギーとゼロエミッション火力の組み合わせにより、2050年CO₂排出ゼロに挑戦しています。愛知県の碧南火力発電所において、大型の商用火力発電機としては世界初となるアンモニアを20%混焼した実証試験の準備を進めるなど、脱炭素化に向けた取り組みを加速させています。

 地球温暖化や海洋汚染など、様々な環境問題が存在する中、持続可能な社会を実現するためには、社会全体で環境問題の解決に取り組むことが不可欠です。多様な海の生きものと出会える場として多くの人に親しまれる名古屋港水族館と、エネルギー業界の脱炭素化を目指すJERAが協力することで、幅広い世代に環境問題を意識していただくきっかけに繋がると考え、今回の広報パートナー活動を開始することとしました。
 

■取り組み内容

 多くの方に環境問題に関心を持っていただき、地球や海の未来を考える機会を創出すべく、「地球、海、海洋生物」をイメージしながら広報パートナーの旗印となるシンボルマークを制作しました。「海も私たちも、いい未来へ。」というメッセージと共に、水族館内外での広報活動のアイコンとして展開していきます。
 なお、今後、両者は名古屋港水族館の活動等を広く伝えるための広告物の制作等を進めていく予定です。

 

■広報パートナーの各当事者の紹介
(名古屋港水族館)
 開館以来、多様な海の生きものと出会える場として、多くの人に親しまれてきた名古屋港水族館。お出かけスポットとして楽しまれる一方で、海の生きものたちを展示するだけでなく、様々な生きものたちの研究を通じて、その保護・繁殖なども行っています。特にウミガメや極地ペンギンの繁殖などは、水棲生物の研究機関として世界的に高い評価を受けており、ナンキョクオキアミの繁殖は、世界で初めて成功しています。また、名古屋港水族館、東海大学、京都大学、名古屋ECO動物海洋専門学校が共同で行う「スナメリプロジェクト」において、伊勢湾、三河湾に生息し、名古屋港にも訪れる小型のイルカ、スナメリの生態や生育環境について調査しています。
 

(株式会社JERA)
 JERAは国内の電力の約3割を発電する日本最大の発電会社です。「JERAゼロエミッション2050」を掲げ、「再生可能エネルギー」と、水素・アンモニアといった脱炭素燃料を利用する「ゼロエミッション火力」を組み合わせることにより、2050年時点で国内外の事業から排出されるCO2の実質ゼロに挑戦しています。愛知県の碧南火力発電所では、燃焼時にCO2を排出しないアンモニアを石炭に混ぜて、CO2排出量を削減する「アンモニア混焼」の実現に取り組んでいます。NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の助成を受け、2023年度にアンモニア20%混焼の実証試験を開始する予定です。
なお、火力発電所では発電時に生じる熱を冷やすために、冷却水として海水を利用していますが、取水時は温度の低い深層からゆっくり取り入れ、放流時は放水流速を低減させゆるやかに表層へ放出するなど、取水・排水の管理を適切に行い、海の環境を守る配慮をしています。

 

所在地:    東京都中央区日本橋2丁目5番1号
代表者:    代表取締役会長 Global CEO    可児 行夫
     代表取締役社長 CEO兼COO    奥田 久栄
 

参考:名古屋港水族館と株式会社JERAが広報パートナー活動を開始[PDF: 836.01 KB]