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Zero-Emission Thermal Power

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( Action )

CO₂が出ない火への挑戦。“Energy for a New Era”

電力業界の先駆者として、日本全体の脱炭素に貢献する「ゼロエミッション火力」を推進
その要となる、碧南火力発電所での燃料アンモニア利用実証事業の記念映像

再生可能エネルギーは脱炭素への最も有望なソリューションですが、万能ではありません。
再生可能エネルギーの弱点を補いながら、脱炭素にも貢献できる技術「ゼロエミッション火力発電」に挑戦しています。
2050年CO₂排出ゼロへ向けて、同じ考えを持つ世界中の仲間と共に歩み続けます。

脱炭素・脱化石燃料へ。アンモニア20%転換を達成

碧南火力発電所において発電を継続しながらアンモニア転換に必要な工事を実施
生態系に影響を及ぼすNOx、SOxを増加させることなく、アンモニア20%転換を達成

  1. ・碧南火力の運転を継続(電力安定供給を確保)しながら、4号機※1の定期点検期間中(3ヶ月間)にアンモニア20%転換バーナーの改造工事を完了

  2. ・世界初となる大型商用石炭火力実機でのアンモニア20% 転換実証試験※2を4月1日より開始 (初点火)。4月10日に20%転換を達成

  3. ・アンモニア転換前(石炭専焼)と比較し、生態系に影響を及ぼすNOxは同等、SOxは約20%減少を確認。温室効果の強いN2Oは発生が確認されず (検出限界以下)、良好な結果※3

  • ※1碧南発電所の火力発電機の全5号あるうちの第4号機にて実施

  • ※2 NEDO「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/アンモニア混焼火力発電技術研究開発・実証事業」(事業主体 JERA/IHI)

  • ※3 最終的な評価は別途実施予定

CO₂だけではなく生態系の保全に向けたNOx/SOx低減に貢献

NOx/SOxの排出について、高性能の脱硝・脱硫装置の設置により、世界最低レベルへの抑制に成功
今後アンモニア転換を進めるなかでも、低NOxバーナーなどの最新技術も導入して燃焼時のNOx生成を抑制するとともに、高性能脱硝・脱硫装置により、さらなる排出削減を実現可能※
※ 実際、碧南火力4号の大規模実証において、アンモニア転換前と比べNOxは同等、SOxは約20%の低下を確認している

(g/kWh) NOx排出量 カナダ ドイツ フランス 英国 米国 日本 10.90.80.70.60.50.40.30.20.10 JERA (g/kWh) NOx排出量 10.90.80.70.60.50.40.30.20.10 JERA 日本 米国 英国 フランス ドイツ カナダ
1.61.41.210.80.60.40.20 (g/kWh) SOx排出量 カナダ ドイツ フランス 英国 米国 日本 JERA 1.61.41.210.80.60.40.20 (g/kWh) SOx排出量 カナダ ドイツ フランス 英国 米国 日本 JERA

出典:NOx排出量=OECD Stat、発電電力量=IEA「WORLD ENERGY BALANCES」より

全ての国でのゼロエミッションに向けて最適な選択肢を提案する

  1. ・世界中の国・地域ごとに、地理的な条件や国土の広さ、経済発展段階などは異なるため、最適な選択肢の組み合わせは異なる

  2. ・ゼロエミッション火力は、その選択肢のうちの1つ

蓄電池は出力維持の期間により必要な電池容量が異なり、敷地面積も異なる。1~数時間の出力維持期間が一般的 1 1週間 1ヶ月 蓄電池 2.7~81km 2 風力 57km 2 太陽光 9km 2 火力・原子力 0.2~0.6km (参考)100kWの出力を持つ設備に必要な敷地面積 9km 2 太陽光 風力 57km 2 蓄電池 2.7~81km 2 火力・原子力 0.2~0.6km 1 1週間 1ヶ月 蓄電池は出力維持の期間により必要な電池容量が異なり、敷地面積も異なる。1~数時間の出力維持期間が一般的 (参考)100万kWの出力を持つ設備に必要な敷地面積