※このコンテンツは2022年4月に撮影されたものです。
電気って、どうやってつくってるの?

ある日、いつものようにおいしいスイーツを調べていたDB.スターマン。
人気のスイーツを買おうと思ったら・・・

充電切れ!スターマン、痛恨のミス!
電気がないとおいしいスイーツにありつけないよ、早く充電しなきゃ!

でも、そういえばこの電気って、どうやってつくられてるんだろう・・・
スターマン、川崎火力発電所へ行く

そんなわけで、スターマン、初めての発電所見学へ!
やってきたのは、神奈川県川崎市にあるJERA川崎火力発電所。

発電所を案内してくれるJERAの大熊さんにご挨拶。
JERAはセ・リーグのタイトルパートナーということもあり、スターマンの発電所見学は大歓迎でした。
川崎は、高効率なLNG火力発電所!

さっそく紹介ビデオを見せてもらうスターマン。
ふむふむ・・・

「川崎火力発電所の誕生は1961年。2016年には最新鋭LNG火力発電所として生まれ変わりました。総出力342万kWで、およそ98万世帯分の電気をまかなっているんですよ」

ちなみにLNGは液化天然ガスのこと。
スターマンが調べたところ、石炭などと比べて燃焼時のCO2の排出が少ないクリーンなエネルギーなんだって。
さらにこのLNGを、燃焼時にCO2が出ない水素に置き換えることで、CO2排出をもっと減らすことが期待されているんだとか。
実用化はまだ先だけど、今後のLNG火力発電にも注目!
ちゃんと勉強してるね、スターマン!

・・・あれ?

おやつ!!スターマン、飲食禁止だよ!!

スターマンのたくらみは未然に防がれました。
いざ、発電所見学へ!

ビデオで勉強したら、発電所見学へいざ出発!

「今日は特別に、いろいろなところを紹介しちゃいます!」

張り切る大熊さん。ありがとうございます!!

まずやってきたのは、川崎火力発電所が一望できるタービン建屋の屋上。
発電所って無機質なイメージだけど、ここは緑も多くて、敷地の25%が緑化されているんだとか。

「敷地面積は約28万㎡で、横浜スタジアム約8個分もあるんです」

スターマン、どんだけ食いしん坊なの!
敷地面積とシュウマイの比較なんて聞いたことないよ・・・!

屋上からは、大きな煙突も見ることができました。

「もともとLNGは、燃やしてもばいじんなどがでないクリーンエネルギーです。さらに燃焼後の排煙を適切に処理することで、環境負荷をできる限り少なくしているんですよ」
電気って、どうやってつくってるの?

お次はタービンと発電機!ここで電気がつくられています。
従来の火力発電では、
- 1)燃料を燃やして蒸気を発生させる
- 2)その蒸気でタービンを回して発電する

という方法が一般的。

でも、川崎火力発電所で採用しているコンバインドサイクル発電方式は、

- 1)LNGと圧縮空気を混ぜ合わせて燃焼する
- 2)そこで発生した約1,600℃の燃焼ガスでガスタービンを回す
- 3)燃焼時に生まれた約620℃の排熱で水を蒸気に換える
- 4)その蒸気で、蒸気タービンも回す
という方法。
つまり、一回の燃焼でガスタービンと蒸気タービンを両方回しているということ!

「ふたつのタービンを組み合わせることで、世界最高水準の高効率発電を実現しているんです!」

そう、そういうことだね!
おもしろいものは、他にも・・・
川崎火力発電所は、屋外にも面白いものがたくさん!

例えば夜にはライトアップされて、こんな景観に。

「川崎市は全国的にも有名な工場夜景スポット。ここ川崎火力発電所もライトアップして、工場夜景ファンのみなさんに楽しんでいただいてるんです。」
発電所は、外から見ても楽しめるってことですね!

敷地内には、こんなクネクネのパイプも!
これは発電するためにたくさんつくった蒸気を、近隣の工場施設へ届けるためのもの。

「それぞれの工場で蒸気をつくるとCO2がたくさん出てしまうけど、川崎火力発電所の蒸気を使ってもらうことで、年間で一般家庭約11,000世帯分のCO2排出量が削減できるんです!」
ちなみにクネクネしているのは、蒸気の熱で金属のパイプがあたためられたときの膨張を吸収するためなんだって。

スターマンも、だいぶ膨張ぎみだもんね・・・まずはおやつの量を減らすところから!
って・・・

言ったそばからイチゴ持ってる!!!

「すみません、私があげちゃいました・・・」
大熊さん!?


「これ、JERAが運営する横浜ストロベリーパークで取れたイチゴなんです。スターマンにも食べてほしくて・・・」
大熊さんからまさかの差し入れ。スターマン、まだまだ膨張しそうです。
首都圏の暮らしを支える

スターマンが最後に訪れたのは中央操作室。

「川崎火力発電所のさまざまな発電設備は最新技術で自動化されていて、少人数のプロが24時間体制で運転・監視してるんです」
いわば、みんなの暮らしに電気を届けるための最前線!

そうだね、今度はマスコットのみんなで見学に来れたらいいね!
・・・と、そこに現れたJERAの大熊さん。手に持ったPCを開くと

みんないるじゃん!!!

そう、川崎火力発電所はオンライン見学も実施中!
みんな一緒に見てたんだね!

あれ、でもドアラは・・・?
ドアラはどこへ・・・?
「ドアラ、碧南火力発電所に
行ってみた!」

「JERAは日本の約3割の電気を作っている発電会社。ここ川崎火力発電所は、高出力・高効率・クリーンな発電で首都圏の電力需要を支える都市型火力発電所なんです」