セ・リーグの球団とファン、そしてJERAが協力し、街の清掃活動を行う「JERA セ・リーグ CHALLENGE シティクリーン プロジェクト」。2024年7月6日、今回の舞台は兵庫県尼崎市にある「大物公園」と「稲川公園」。阪神タイガースファンの皆さまとともに活動を実施しました！
憧れのアスリートと共に、
公園で楽しくゴミ拾い！
尼崎市は、言わずとしれた阪神タイガースのお膝元。今回清掃するのは、来年2025年にタイガースのファーム新施設「ゼロカーボン ベースボールパーク」が移転オープンすることでも注目を集めているエリアです。この日は、ファンクラブKIDS会員の小学生と保護者約40組に加え、近隣に住む親子約10組が集まり、約1時間にわたってタイガースOBたちと公園のゴミ拾いに取り組んでくれました。
「グッドモーーーニング！」
午前8時40分、大物公園に集合した参加者たちの前に登場したのは今回のスペシャルゲスト、阪神タイガーススペシャルアンバサダーの糸井嘉男さんと、バラエティ番組でも活躍されているスポーツコメンテーターの今成亮太さん。サングラス姿でクールに決めた糸井さんが元気いっぱい挨拶をすると、辺り一帯に子どもたちの歓声が響き渡りました。この日は、同じくタイガースOBで、現在はタイガースベースボールアカデミーでコーチを務める桑原謙太朗さんと望月惇志さん、さらには、尼崎市に住む環境キャラクターでゴミ拾いと環境活動が趣味だという「エコあま君」も応援に駆けつけ、和やかな雰囲気の中、ゴミ拾いはスタートしました。
「ほら、探して、探して！」と場を盛り上げるように積極的に声をかける糸井さんに、「あったよー！」と応える子どもたち。みんなどんどん夢中になっていき、ゴミ拾いはあっという間に「宝探し」のように！しかし、落ちているのは紛れもなく「ゴミ」。最初は綺麗に見えた公園でしたが、人目につかない場所には、ビールの空き缶やタバコの吸い殻などが落ちていて、段々と「こんなところにも捨ててある！」と驚く声が増えていきました。
一方、「自分のありのままの姿を見て、子どもたちが楽しんでくれたり、何かを感じ取ってくれたりしたらいいなと思っています」と話すのは今成さん。自然体でも明るく元気な今成さんの周りにはいつでも、話を聞いてもらおうと大勢の子どもたちが「僕も！」「私も！」と群がっていました。
ゴミ拾いの時間も半分が過ぎた頃、一人の子から「バッタがいたよー」と声をかけられた今成さんは、すぐ周りの子どもにも「虫探しもしちゃおう！」と提案。ゴミ拾いと同時に公園探索がスタート！「何より子どもたちが楽しんでくれているのがいいですね。家族で参加しているのも良い思い出になると思いますし、それが社会貢献につながるなんて本当に素敵な取り組みだと思います」と話す糸井さんと今成さん。お二人からは、子どもたちに負けず劣らず、終始満面の笑みがこぼれていました。
一人ひとりの意識や行動の変化が
脱炭素社会の実現につながる
今回拾ったゴミの総重量は約50キロ！桑原コーチは「思ったよりありましたね。でも参加してくれた子どもたちが一生懸命ゴミを拾ってくれていたので、公園がとても綺麗になりました」と、参加者たちに感謝の言葉を伝えてくれました。憧れのアスリートに会いたくて参加したという子どもたちが、いつの間にやらゴミ拾いに夢中になっていく姿を見て、望月コーチも「今日参加して改めて、自分たちは野球だけではなく、どんなことでも子どもたちが何かを始めるきっかけになれるのだと実感しました。これからもそういう存在であり続けたいと思います」と話してくれました。
参加者の皆さまからは、
「意外とわかりにくいところにゴミが落ちていましたね。子どもにとっても良い気づきになったと思います」
「環境に良い活動ももちろんですが、アスリートの方たちやたくさんの人と触れ合える機会を子どもに与えられて良かったです」
「糸井さん、今成さんと一緒にゴミ拾いができて楽しかった！今、学校でもゴミを減らすプロジェクトに取り組んでいるので、明日からもっとがんばります！」
などなど、たくさんのうれしい感想をいただきました！
イベントを振り返り、糸井さん、今成さんは次のように話します。
「球団がこういう活動をしていることを今回、初めて知りましたが、本当に素晴らしいですね。僕はもう選手ではないけれど、『野球選手に会えた！』と喜ぶ子どもたちを見て、僕らもうれしくなりました。今の子どもたちは環境問題についてたくさん勉強しているはずだから、今さら僕らが言うことはないかもしれないけど、掃除をするとやっぱり心が綺麗になると思うので、家や学校でもぜひ積極的に頑張ってほしいです」（糸井さん）
「もし環境問題が悪化して野球ができなくなってしまったら、とても悲しいですよね。だから、そうならないように、今日みたいな取り組みを通して子どもたちの……、いや子どもだけじゃなく大人も、もっともっと意識や行動を変えていくことが大事だと思いました。そういう意味でも今日のイベントはとても貴重な機会であり、まさに今、やるべき活動だと思いました」（今成さん）
一人でできることは小さいけれど、みんなでやれば大きなことも成し遂げられるはず。私たちJERAも皆さまの力を借りて、「脱炭素社会の実現」という大きな目標に挑戦していきます！
大きな夢に向かって、ひとつずつ。
これからもJERAは、できることから着実に、クリーンな未来に向けて活動を続けていきます。
