セ・リーグの球団とJERAが協力し、次の時代を担う児童たちに環境問題と向き合うきっかけやスポーツ選手との交流体験を提供する「JERA セ・リーグ CHALLENGE 次世代支援 プロジェクト」。
2024年12月11日、名古屋市立千代田橋小学校で学ぶ5年生に向けて、中日ドラゴンズの皆さまとともに特別プログラムを実施しました!
終始エネルギッシュな児童たち!
元気なあいさつで特別授業スタート
今回の「JERA セ・リーグ CHALLENGE 次世代支援 プロジェクト」の舞台は、名古屋市立千代田橋小学校。2024年の春で開校45年を迎えた千代田橋小は、廊下ですれ違う先生や児童一人ひとりから明るいあいさつが飛び交う活気ある学校です。
教室にやってきた5年生2クラスの児童たちは、これから行われる特別授業が待ちきれない様子。司会のDJケチャップさんが児童たちのワクワクを一層高めたところで、待望の選手入場!教室中に大きな拍手と歓声があふれます。
今回の特別授業に来てくださったのは、中日ドラゴンズの福敬登投手、藤嶋健人投手、濱将乃介選手。試合のユニホームに身を包んだプロ野球選手を目の前に、児童たちも前のめりであいさつを聞きます。選手が席に着くときには、「隣に来てください!」と一斉に熱烈コール!
まずは、JERA広報部が講師を務める環境とエネルギーの授業から始まります。
「JERAって会社、聞いたことありますか?」と聞くと、手を挙げて「はーい!」と答えてくれる児童たち。野球が好きな子は「JERA セ・リーグで知ってる!」と教えてくれました。テレビCMやスタジアムの映像を見てくれていることがわかり、JERA関係者もうれしさを噛み締めます。
盛り上がっていた児童たちも、講師が話し始めると集中して耳を傾けます。
「発電の方法は何があるかな?」とクイズを出題。すると、「火力!」「風力!」「太陽光!」と、次々に回答が出てきました!用意していたヒントは出番なし。
3人の選手たちも、「JERAの社員さんが自転車を漕いで発電してる!」など、笑いを交えながら積極的に参加してくれました!
さらに、地球温暖化が進むとどんな問題が起きるか隣の人と話し合ってもらうと、とめどなく意見が出てきます!
「食べ物になる植物が育たない」
「砂漠化が起こる」
「北極の氷が溶けると、海面が上がって海に沈む国が出てきてしまう」
児童たちが環境問題への関心を高く持っているのが伝わってきます。
地球温暖化を食い止めるには、温室効果ガスを出さないことが大事。中でも二酸化炭素は温暖化への影響が大きいと言われています。
JERAは、安定して電気を届けられるよう国内26か所の火力発電所を動かしていますが、火力発電はどうしても二酸化炭素が出ます。この課題を解決するために、アンモニアや水素を使った二酸化炭素が出ない火力発電「ゼロエミッション火力」に挑戦していることを、授業の最後に児童たちへ伝えました。
プロのお手本に大盛り上がり!
仲間への声援が飛び交う野球教室
特別授業の後半は、プロ野球選手による野球教室。始まる前から児童たちの興奮は止まりません!12月のつめたい空気を吹き飛ばすようにグラウンドへ飛び出します。
授業を進めるのは、中日ドラゴンズOBの丸山泰資氏。ドラゴンズベースボールアカデミーのコーチとしても活躍し、子どもたちに野球の楽しさを教えるエキスパートです!
準備体操を終え、まずは投球・捕球の練習。
上手に投げるためのフォームを丸山コーチが丁寧に解説し、実際にプロの投球を見せてもらいます。福投手・藤嶋投手によるW投手のキャッチボールに、児童たちだけでなく先生方からも「おぉー!!」と感動の声!
さっそく児童たちも実践練習。選手の投げるボールを受け取って、先ほど教わったやり方で投げ返します。児童たちが投げるときも受け取るときも、選手たちは「いくよー!」「ナイス!」と元気な声で盛り上げます。スピードの乗った投球に、「おお!すごい!」と選手が驚く場面も!
続いてはバッティング練習。まっすぐ遠くへ打つにはどうしたらよいか、丸山コーチの説明を真剣に聞く児童たち。切り替えバッチリです。
バッティングも待望のお手本タイム。濱選手がティースタンドの前に立つと「濱選手!濱選手!」とコール。期待に応えるすばらしいバッティングに、「いぇーーーい!!」と一同大盛り上がり!
バッティングと球拾いに分かれて児童たちも練習開始。選手とコーチは一人ひとりに声をかけ、身体の位置やバットの持ち方をじっくり教えてくれました。「難しいけど、教えてもらったら上手にできました!」と児童たちもうれしそう。野球が得意な子の番がやってくると、クラスメイトみんなが声を揃えて応援する場面もありました!
終盤には、「スポーツ選手の脚力を体感しよう!」と、全員で横に並び一斉にダッシュ。50メートル走5.9のタイムを誇る濱選手に、児童たちも負けじと食らいつきます。
終了時間が来ると、「もう終わりかー」と名残惜しそうな声が聞こえてきます。
「今日はみんなと一緒に過ごせて楽しかったです!」「これからも、環境について考えること、身体を動かすこと、どちらも続けていってください」と選手たちからのあいさつに、「はい!」と最後までエネルギッシュに返事をしてくれた児童たち。
記念撮影をして、今回の特別プログラムは閉幕しました。
3人の選手は、この日の体験を次のように振り返ります。
「元気いっぱいの児童たちに、僕らの方が楽しませてもらいました。JERAの授業も勉強になりました!」(濱選手)
「児童たちと一緒に授業を受けたり、野球を通して触れ合う機会はなかなかないので、貴重な体験でした。また呼んでください!」(藤嶋投手)
「発電方法それぞれの発電量の割合など、知らないことがたくさんありました。これからも、いろんな人とのつながりが生まれる活動に期待しています」(福投手)
プログラム終了後、今回の授業を受けてくれたクラスで協力して集めてくれたペットボトルを、代表の児童から受け取りました!JERAからも記念品として、リサイクル素材のバッグと特製ポストカードをお渡しします。
今日の感想を聞くと、「野球教室は上手にできるか不安な気持ちもありましたが、選手がとても丁寧に教えてくれたおかげで楽しかったです」「これからもゴミの分別を続けたり、食べ物を無駄にしないようにしたり、環境のためにできることをやっていきます」と答えてくれました!
JERAは、2050年のゼロエミッション実現に向けて、二酸化炭素の出ない火力発電や再生可能エネルギーの活用に挑戦し続けます。今から25年後、この日授業を受けてくれた児童たちが社会人としていろんな舞台で活躍している頃、私たちを取り巻く環境がより暮らしやすく、自然豊かになっているように、これからも次世代教育をはじめとした未来のためのアクションを推進していきます。
大きな夢に向かって、ひとつずつ。
これからもJERAは、できることから着実に、 クリーンな未来に向けて活動を続けていきます。