セ・リーグの球団とファン、そしてJERAが協力し、街の清掃活動を行う「JERA セ・リーグ CHALLENGE シティクリーン プロジェクト」。2024年6月22日、今回の舞台は愛知県名古屋市にある「ナゴヤ球場」の周辺エリア。中日ドラゴンズファンの皆さまとともに活動を実施しました!
ナゴヤ球場エリアで
シティクリーンにリベンジ!
中日ドラゴンズとのシティクリーンのまさに前日に発表された、東海地方の梅雨入り。実は昨年の中日ドラゴンズとのシティクリーンは途中で雨に見舞われて中断となっています。「まさか今年も……」そんな不安がよぎるも、蓋を開けてみれば当日の天気は曇り。「ゴミ拾いをするには、むしろ炎天下よりも過ごしやすくて好都合!」といった天候で一安心です。
さて、集合場所の「ナゴヤ球場」には続々と参加者の皆さまが。受付時に軍手、トング、ゴミ袋の3点セットにプラスして、今年も「昇竜レプリカユニホーム」が配られました。ユニホームはかわいいピンクのサクラ柄。実はこれ、4月の試合でのみ配られた限定品。他では配られることのない貴重な一品に参加者からは「4月の試合に行けずもらえなかったので、もらえてうれしい!大切にします!」と言う声が聞かれました。皆さんにそんなユニホームを着ていただくと、集合場所は季節外れのサクラが満開です!
開会式では、今回一緒にゴミ拾いをしてくださる3名のゲストが登場!
150キロオーバーの超速球で「スピードガンの申し子」と呼ばれた小松辰雄さん。美しいバッティングフォームですべての野球ファンを魅了した川又米利さん。パワーとスピードを兼ね備えた強打者として2017年のWBCでも活躍した平田良介さん。
そうそうたるOB陣に会場は大盛りあがり!そしてさらにドアラまで登場!6月に入ってからは体調不良が続き心配されていたドアラですが正式に復帰発表もあり、参加者からは「ドアラおかえりー!」との温かい声援が贈られました。
前回ゴミ拾いしたエリアは
その後どうなっているのか……
今回の清掃エリアは、前回同様に①ナゴヤ球場の北と東に面した歩道、②球場東側の「八幡公園」、③球場北側の「露橋公園」の3つ。ゲスト3名を先頭に3つの班に分かれてゴミ拾いを行いました。
前回、思いも寄らない大物が落ちていた①のエリア。「少しでもきれいになっていてほしい」という私たちの思いとは裏腹に、樹脂製のパイプやゴム長靴、さらには壊れた大型テレビまで(!)捨てられていました……。それでも参加者のみなさんは「広い公園もすぐ近くにあって子どもたちも通る道だと思うので、きれいにしておきたいですよね」と、大きなゴミから小さなゴミまで、精一杯拾ってくれました!
一方②③の公園エリアは、一見するとそんなにゴミが落ちているようにはみえません。が、みるみるうちに膨らんでいくゴミ袋!よく見ると植木の影や落ち葉に混ざってタバコの吸殻やお菓子の袋、空き缶・空きペットボトルなどいろんなゴミが捨てられています。なかにはガラスの破片を拾ったという参加者も。「公園に落ちていたら危ないですよね。今回気づいて拾えて良かった。ゴミを捨てないことはもちろん大切ですけど、ゴミがあることを前提に私たちが気をつけないといけないのかも」と話してくれました。でも、ゴミを捨てる人がいなければ、誰もそんな心配をしなくて済むはず。草の根活動かもしれないけれど、みなさんと協力して、少しずつですが活動の輪を広げていきたいと思っています。
ゴミ袋を抱えて、ナゴヤ球場に戻ってきた参加者。天気は曇りですが、その表情はどこか晴れやか。「ゴミ拾いって一人ではなかなかできないけど、みんなでやるとあっという間に拾えるし達成感ありますよね。子どもにもいい勉強になるし、ドラゴンズの応援にもなるなんて、この企画は一石三鳥ですよ!」と、これ以上ないうれしいお言葉もいただきました!
ゲストの3名からも様々なコメントをいただきました。
「僕らの時代はこんなに暑くなかった。気候変動が進むともしかすると気軽に野球ができなくなってしまうかもしれない。そうしないために、一人ひとりが環境について改めて考える機会になったんじゃないかな」(小松さん)
「ナゴヤ球場は今では二軍の本拠地だけど、僕にとっては自分を育ててくれた聖地。そこをファンの方々が一生懸命きれいにしてくれるなんて、こんなにありがたいことはないです。野球を通じて『ゴミを捨てない、増やさない』そんな意識が広まっていったらうれしいですね」(川又さん)
「現役時代は、こんなにファンの方々と近くで会ってお話する機会はありませんでした。もちろん球場でも大きな声援に勇気づけられていますが、こうして直接交わす言葉にしかない力も感じます!現役の選手たちにも参加してもらえたら、彼らにとってもすごく良い経験になると思います!」(平田さん)
梅雨入り直後にも関わらず、雨に降られず見事リベンジを果たした中日ドラゴンズファンとのシティクリーン!最後に球団から参加者へ、同日バンテリンドームで行われる公式戦のチケットがプレゼントされ、この日の活動は無事終了しました。
いま様々な国が、企業が、人がめざしている脱炭素社会の実現。JERAも再生可能エネルギーとCO2を出さない火力発電の実現などを通じて、同じ目標に向け挑戦しています。大好きな野球をいつまでも楽しめる未来のためにも、今後とも、ぜひ皆さんのご協力をお願いいたします!
大きな夢に向かって、ひとつずつ。
これからもJERAは、できることから着実に、 クリーンな未来に向けて活動を続けていきます。