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Ship to Ship方式によるLNG燃料供給100回達成~中部地区でShip to Ship方式によるLNG燃料供給に従事~2024/11/18

 株式会社JERAは、出資する合弁会社セントラルLNGシッピング株式会社およびセントラルLNGマリンフューエル株式会社を通じて、中部地区におけるLNG燃料供給事業を推進しています。
 2024年11月5日、セントラルLNGシッピング株式会社が保有し、セントラルLNGマリンフューエル株式会社が運航するLNGバンカリング船「かぐや」が、三河港において日本郵船株式会社の自動車専用船「SAKURA LEADER」向けに実施したLNG燃料の供給にて、第100回目のShip to Ship方式によるLNG供給を達成しましたので、お知らせいたします。

 

 「かぐや」は、日本国内で稼動した初めてのLNGバンカリング船になります。セントラルLNGマリンフューエル株式会社が運航を担い、当社川越火力発電所を拠点とし、中部地区においてShip to Ship方式※1による船舶向けLNG燃料※2供給事業を2020年10月より開始しております。

 

 当社は、セントラルLNGシッピング株式会社およびセントラルLNGマリンフューエル株式会社を通じて、中部地区における安定したLNG燃料供給体制を整えるとともに、販売サービスを拡充し、船舶燃料のLNG化を促進し環境負荷の低減に貢献してまいります。
 

            (提供:セントラルLNGマリンフューエル株式会社)

 

「かぐや」本船概要
LNG積載容量 :3,500㎥
総トン数 :4,044トン
全 長 :81.7メートル
全 幅 :18.0メートル
造船所 :川崎重工業株式会社 坂出工場 

 

供給体制

※1 Ship to Ship方式:岸壁・桟橋に係留中のLNG燃料船、もしくは錨泊中のLNG燃料船にLNG燃料供給船が接舷(横付け)してLNG燃料を供給する方法

※2 船舶向けLNG燃料の特徴:重油に比べ、硫黄酸化物(SOx)や粒子状物質(PM)の排出は約100%、窒素酸化物(NOx)は最大80%、二酸化炭素(CO2)は約 30%の削減がそれぞれ見込める。国際的に強化される船舶の排出ガス規制への対応として重油に代わる有力な船舶燃料と位置づけられている