三重県および四日市市と 四日市コンビナートのカーボンニュートラル化に向けた連携協定を締結 ~水素アンモニア等の拠点化・インフラ共同化によるGX開発、産業構造の高度化へ~2025/08/12
株式会社JERAは、本日、三重県および四日市市と、四日市コンビナートの維持・発展に向けた連携・協力に関する協定書(以下、「本協定書」)を締結しました。
本協定書は、石原産業株式会社、出光興産株式会社、株式会社ENEOSマテリアル、KHネオケム株式会社、コスモ石油株式会社、昭和四日市石油株式会社、JSR株式会社、東ソー株式会社、東邦ガス株式会社、日本エア・リキード合同会社、三菱ケミカル株式会社も、三重県および四日市市とそれぞれ締結しております。
四日市コンビナートは、国内でも有数の石油化学コンビナートとして、化石燃料からエネルギー関連品、素材・原料等を製造し、産業活動の根幹となっています。一方で、製造プロセスにおいてはCO2を排出しており、さらに発展をしていくためには、水素アンモニア等カーボンフリーのエネルギーの活用や製造プロセスの転換といったGX(グリーントランスフォーメーション)を推進させ、新たな産業の芽吹きを生み出す必要があります。
当社は、GXを社会に定着させるためには、GX を産業の高付加価値化とともに推進することが必要であると考えており、水素アンモニア等への転換を志向する企業とともにコンビナートに集積する産業全体をGXと一体で高付加価値化することが必要であると考えております(2025年6月27日JERA会見資料抜粋)。
これらの課題に向けて、三重県および四日市市などが設置を検討する会議体において、本協定書に基づき以下の検討を進めていきます。
・四日市コンビナートの維持・発展に向けた検討
・四日市コンビナートのカーボンニュートラル化に向けた検討
(水素アンモニア等の拠点化、インフラ設備の共同化等)
・その他、本協定の目的達成に資すると認められる事項に関すること
当社は、「JERAゼロエミッション2050」を掲げ、2050年時点で国内外の事業から排出されるCO2の実質ゼロに挑戦しています。火力発電については、よりグリーンな燃料の導入を進め、発電時にCO2を排出しないゼロエミッション火力を追求しています。当社火力発電所のゼロエミッション化に向けた大規模な水素アンモニア燃料基地を起点として検討するなど、官民一体となり、四日市コンビナートのカーボンニュートラルの実現、産業基盤としての永続的な維持・発展に向け、取り組みを進めてまいります。
当社は、これらの取り組みを通じて、「よいものを応分の価格で創り、届けられる」構造を共創し、社会の中でGXを価値あるものとして定着させ、価値あるものを応分の価格で提供でき消費できる豊かな社会を目指します。
