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日本国内における冬季のLNG安定確保に向けたウッドサイド社とのLNG売買に関する基本合意について2025/06/23

 株式会社JERAは、このたび、Woodside Energy Trading Singapore Pte Ltd(以下、「ウッドサイド社」)との間で、日本国内のエネルギー需要が高まる冬季のLNG安定確保に向けて、株式会社国際協力銀行(JBIC)による融資を受けた豪州スカボローガス田を含むウッドサイド社ポートフォリオからのLNGの売買に関する基本合意書(法的拘束力なし)を締結しました。

 

 ガス火力発電は、変動の大きいピーク需要に対応するとともに、再生可能エネルギー導入等により拡大する季節間の火力発電需要の変動に対応する役割を担っており、その燃料であるLNGを安定的かつ柔軟に確保する必要性がますます高まっています。また、日本は冬季に電力需要が増加するため、安定的な燃料の確保が重要であり、本合意は冬季のLNG安定確保に資するものと考えています。

 

 本合意に基づき、2027年度から5年間、冬季(12月から2月)において年間3カーゴ(約20万トン)のLNGをウッドサイド社より購入することを目的とした協議を進めてまいります 。

 

 当社は、引き続き戦略的なLNG調達および運用に取り組むとともに、需給ひっ迫時においても柔軟かつ迅速な対応を可能とする運営体制を官民連携して構築し、日本全体のエネルギー安定供給向上に努めてまいります。

 

<基本合意書の概要>

売主

Woodside Energy Trading Singapore Pte Ltd

買主

株式会社JERA

契約期間

2027年度から5年間の冬季(12月から2月)

契約数量

年間3カーゴ(約20万トン)

引き渡し条件

DES

 

 

■LNG産消会議の様子

写真は左からJustin Hayhurst 駐日オーストラリア大使、天川和彦 株式会社国際協力銀行(JBIC)代表取締役 副総裁、Meg O'Neill Woodside社CEO&Managing Director、津輕亮介 株式会社JERA常務執⾏役員 Chief Low Carbon Fuel Officer、武藤容治 経済産業大臣