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低炭素水素・アンモニア製造プロジェクトへの参画に関するエクソンモービルとの共同検討について2024/03/25

株式会社JERAは、このたび、エクソンモービルとの間で、同社の低炭素水素・アンモニアの製造プロジェクト(以下「本プロジェクト」)への参画等についての共同検討に関する契約(Project Framework Agreement)を締結しましたので、お知らせします。

 

エクソンモービルは、現在、米国テキサス州ベイタウン複合施設において、世界最大規模となる低炭素水素製造プラントの開発プロジェクトを進めております。本プロジェクトは年間約90万トンの低炭素水素を生産するとともに、その水素の一部を原料とした年間約100万トン以上のアンモニアを生産することを想定しています。現在、基本設計の検討を行っており、2028年の生産開始を目指しています。

 

本契約に基づき、当社とエクソンモービルは、以下の項目について検討してまいります。

・エクソンモービルが開発を進める本プロジェクトへの参画

・本プロジェクトで生産する低炭素アンモニアについて、当社による日本国内向けの調達(年間約50万トン)

 

当社は「JERAゼロエミッション2050」を掲げ、2050年に国内外の当社事業から排出されるCO2の実質ゼロを目指し、再生可能エネルギーの拡大とともに、ゼロエミッション火力に取り組んでいます。

ゼロエミッション火力の鍵となる水素やアンモニア等のサプライチェーンを構築するためには、様々な有力企業が協力していくことが不可欠であり、低炭素水素・アンモニアの製造に必要不可欠なCO2回収・貯留(CCS)等、低炭素事業への投資を積極的に進めるエクソンモービルと共同検討することは、国際的な脱炭素社会への移行にも寄与できるものと考えております。

 

 当社は、今後とも、国内外の有力企業とも連携しながら、低炭素水素・アンモニアのサプライチェーンの構築、拡大に取り組むことで、グローバルな脱炭素化とエネルギー問題の解決に貢献してまいります。

 

(署名式の様子)

写真左から、株式会社JERA Steven Winn(スティーブ・ウィン) 常務執行役員 Chief Global Strategist、エクソンモービル社Geoff Richardson(ジェフ・リチャードソン)Low Carbon Solutions Hydrogen Production LLC、SVP Commercial Business Development