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未来の水素エネルギー社会構築に関する基本合意書の締結について~地域の水素バリューチェーン構築に向けて~2023/11/22

 山梨県(県庁:山梨県甲府市、知事:長崎幸太郎)と株式会社JERA(本社:東京都中央区、代表取締役社長CEO兼COO:奥田久栄、以下「JERA」という。)は、本日、「地域の水素バリューチェーン構築」を共同で推進していくことについて合意しました。

 

 山梨県は、「やまなしモデルP2Gシステム※1」の導入拡大により、グリーン水素を活用した地域エネルギーモデルの構築を進めています。JERAは、水素バリューチェーン構築へ向けた製造および輸送技術に関して、複数のグローバル事業者と協業検討を進めてまいりました。
 山梨県とJERAは、このたび、両者の強みである山梨県のP2Gシステムによる地域エネルギーモデルと、JERAのグローバルなグリーン燃料のバリューチェーンを連携させることで、カーボンフリー電力と水素系燃料の安定した製造・供給と経済性が両立した「地域の水素バリューチェーン構築」を共同で推進していくこととしました。

 

 まずは、山梨県の米倉山に水素発電装置を整備し、太陽光発電などを組み合わせた24/7カーボンフリー電力※2を山梨県内の企業、山梨県に事業所を構える企業等向けに提供するローカル発電技術実証試験を検討していきます。

 

 山梨県とJERAは、カーボンニュートラルの実現に向け、相互に連携し、幅広い分野での脱炭素化と、地域資源を生かした未来の水素エネルギー社会の構築に積極的に貢献してまいります。

 

※1:「やまなしモデルP2Gシステム」とは、最先端の技術を活用した固体高分子(PEM)形水電解装置によりグリーン水素をつくりだすシステム。

※2:「24/7(twenty-four seven)カーボンフリー電力」は、毎日24時間・毎週7日間、すなわち年間365日にわたってCOを排出しない電力の名称となります。