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リユースした電動車用バッテリーで構築した大規模蓄電システムの運用確立に向けた実証事業の開始について2023/10/30

 株式会社JERAは、リユースした電動車の駆動用バッテリーを活用し、特別高圧の送電系統に連系可能な大規模蓄電システムの運用確立に向け、本日より実証事業を開始しましたので、お知らせいたします。

 本事業は、環境省の補助事業「令和5年度国内資源循環体制構築に向けた再エネ関連製品及びベース素材の全体最適化実証事業」の採択を受け、トヨタ自動車株式会社(以下、「トヨタ」)の技術協力のもと実施するものです。

 当社はトヨタと共に、リユースした電動車の駆動用バッテリーを活用した大容量スイープ蓄電システムを構築し、配電系統に接続した運転を実施しております(2022年10月27日公表)。
今回の実証は、世界初となる特別高圧の送電系統に連系可能な、より大規模な蓄電システムの運用確立に向けて技術開発を進めるものです。

 EV化の時代を迎え、今後、リチウムイオン電池等の車載使用済み電池が大量に発生することが見込まれています。本実証を通じて、使用済み電池を大規模に活用可能とする技術を確立させることで、国内におけるリユースの促進に寄与するものと考えています。
また、大規模蓄電システムから得られる運転データ等を活用し、車載電池のライフサイクルを通じたCO2排出量削減、使用済電池の安全性・信頼性向上に向けた技術開発も進めてまいります。

 当社は、今後も、エネルギー業界に留まらず、国内外の有力企業とも連携しながら、蓄電システムをはじめとした技術開発やエネルギーの最適利用に資するサービスの開発に努め、脱炭素社会および資源循環型社会の実現に向けて積極的に取り組んでいきます。

令和5年度国内資源循環体制構築に向けた再エネ関連製品及びベース素材の全体最適化実証事業(間接補助)の公募結果について | 報道発表資料 | 環境省 (env.go.jp)