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JERAとマイクロソフト、発電所の運用効率向上と環境負荷低減を実現するクラウドソリューションの共同開発・提供に向けた戦略的パートナーシップを締結2023/09/11

株式会社JERA(以下、「JERA」)とマイクロソフト コーポレーション(以下、「マイクロソフト」)は、デジタルイノベーションによるエネルギー業界の働き方の変革、世界のエネルギー問題の解決および持続可能な社会の実現を加速させるため、このたび、発電所の運用効率向上と環境負荷低減を実現する革新的なクラウドソリューションの開発および提供に向けた戦略的なパートナーシップを締結しました。

 

【本パートナーシップの概要】

1.生成AI、Azure Digital Twinsなどのマイクロソフトが有する最先端のデジタルテクノロジーとJERAが有するユーザーテクノロジー(発電所データ・ナレッジ)や発電所の運営ノウハウをフル活用した、新たなO&Mソリューションを共同開発し、性能向上や高効率発電所の停止時間削減による発電所の運用効率向上とCO2削減を通じて環境負荷低減を実現します。開発したプロトタイプをJERA姉崎火力発電所に適用して効果を実証するとともに、国内外のお客さまに提供可能な革新的なソリューションとして開発してまいります。

2.発電所運営のさらなる高度化と持続可能な社会の実現に向けて新たなイノベーションとビジネス機会を継続的に創出するための、共同運営体制(Digital Acceleration Office)を構築します。

3.マイクロソフトの多様なパートナーとのエコシステムや巨大なクラウドのネットワーク、両社のグローバルな顧客基盤を活用し、アジアを中心としたインダストリーへの共同でのセールス・マーケティング活動を展開します。

 

両社は、本パートナーシップを通じて、JERAのデジタル発電所(Digital Power Plant(以下、「DPP」))を実現するソリューションパッケージをさらに拡張し、エネルギー業界の働き方の変革をリードするとともに、JERAが掲げる「JERAゼロエミッション2050」の実現に向け、世界のエネルギー問題の解決に貢献してまいります。

 

・JERA代表取締役会長 Global CEO 可児 行夫のコメント

マイクロソフトと共にグローバルのエネルギー問題の解決や働き方を変革するためのパートナーになれることを嬉しく思います。本パートナーシップを通じて、同社の生成AI、Azure Digital Twinsのようなテクノロジーを利用することで、JERAのDPPは発電所における未来のO&Mモデルへ進化し、エネルギー業界全体のカルチャー変革を加速し、開発したデジタルソリューションをお客さまへ提供してまいります。

 

・マイクロソフト コーポレーション バイスプレジデントEnergy & Resources Industry ダリル ウィリスのコメント

業界や地域を越えてエネルギートランジションを加速させるためには、本パートナーシップが不可欠です。JERAの数十年にわたるエネルギー業界における専門知識と、マイクロソフトの革新的なクラウドとAIテクノロジーを組み合わせ、複雑なエネルギー問題に共に取り組んでまいります。

 

【JERAについて】

JERAのDPPでは、発電所の設備やヒトのデータをクラウド上に集積し、設備や市場のリアルタイムなデータや情報を可視化して、データによって繋がった発電所の一体運用とリアルタイムな意思決定を実現します。また、JERAは安定供給を確保しながら、中長期的に脱炭素化を実現していくため、長年培ってきた火力発電事業の運用の強化に加え、デジタル技術を活用して再生可能エネルギーと低炭素火力を組み合わせることによって、クリーンエネルギーの供給基盤を構築し、アジアを中心とした世界へ提供することで、世界の健全な成長と発展に貢献し企業価値最大化を目指していきます。

 

【マイクロソフトについて】

マイクロソフトは、すべてのお客様がネットゼロへの効果的な取り組みを進められるよう支援することをコミットしています。マイクロソフトは、エネルギー業界のお客さまおよびパートナーと強固なパートナーシップを組むことにより、最先端のデジタルソリューションを駆使して、エネルギー業界特有の課題解決と持続可能な未来の実現を推進します。