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サウジアラビアPIFとのグリーン水素製造などの共同開発に関する覚書の締結について2023/07/20

 株式会社JERAは、このたび、サウジアラビア王国(以下、「サウジアラビア」)の政府系ファンドであるPublic Investment Fund(以下、「PIF」)との間で、グリーン水素製造などの共同開発に関する覚書(以下、「本覚書」)を締結しました。

 

 当社は2021年10月にUAE ドバイにJERA Middle East & Africa Management Co. Ltdを設立し、これまでのガス火力発電・淡水化事業に加えて、大規模再生可能エネルギー事業および低炭素燃料製造事業など、幅広い分野における事業開発を視野に、中東地域の事業者と恒常的に情報交換を行っており、このたび、PIFと本覚書の締結にいたりました。

 

 サウジアラビアは、2060年の温室効果ガス排出量ネットゼロを目指しており、公共性の高い分野への戦略的な投資を進めるPIFは、その実現に向けて重要な役割を担うことが期待されています。
 本覚書は、両社が日本を始めとした国際市場への供給を目的としたグリーン水素・アンモニア製造プロジェクトの実現可能性の調査を開始することなどを定めております。サウジアラビアにおけるグリーン水素・アンモニア製造などの共同開発を進めていくことで、両社の事業機会の拡大につなげていきたいと考えております。

 

 当社は、再生可能エネルギー資源に恵まれた中東地域をグリーン水素・アンモニアの有望な生産拠点であると考えています。当社は、「JERAゼロエミッション2050」の実現に向け、国内外の有力企業とも連携しながら、水素・アンモニアのサプライチェーンの構築、拡大に取り組むことで、グローバルな脱炭素化とエネルギー問題の解決に貢献してまいります。