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デジタル発電所を実現するソリューションパッケージの姉崎火力発電所への導入について2023/04/20

株式会社JERAは、このたび、デジタル発電所(Digital Power Plant、以下「DPP」)を実現するために開発したアプリケーションを組み合わせ、ソリューションパッケージ(以下「DPPパッケージ」)として姉崎火力発電所に順次導入していきますので、お知らせします。

 

当社のDPPでは、発電所の設備やヒトのデータをクラウド上に集積し、設備や市場のリアルタイムなデータや情報を可視化して、データによって繋がった発電所の一体運用とリアルタイムな意思決定を実現します。発電所で働く所員は、データの収集・分析業務ではなく、データの活用業務に注力することが可能となり、発電所の働き方を大きく変革します。

 

このDPPの実現に向けて、火力発電所のO&M(運転・保守)業務を知り尽くした当社のエンジニアが、発電設備の性能管理や不具合管理、保全の高度化を始めとした様々なアプリケーションを開発し、発電所での試運用とそのフィードバックをもとにアプリケーションを改修して再導入をするという開発サイクルを、約2年間繰り返してきました。今後は更に、デジタルツインやAI最新技術の開発・導入についても進めていきます。

 

DPPパッケージは、発電所のライフサイクルを通じたO&Mソリューションに向けた世界初の試みであり、今後は、当社の国内外の発電所に順次導入していくとともに、ほかのお客さまへの展開も検討していきます。

 

当社は、DPPを通じて、エネルギーの安定供給の更なる追求と電力産業の次世代への変革をリードしてまいります。

 

(参考1)DPPパッケージの概要[PDF: 621.39 KB]

 

(参考2)DPPによる働き方の変革ストーリー(動画)