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マレーシアにおけるアンモニア利用拡大に向けたIHI Asia Pacific社との共同検討について2022/10/26

 株式会社JERAは、このたび、子会社のJERA Asia Pte. Ltd.(以下「JERA Asia」)を通じて、株式会社IHI(以下「IHI」)の子会社であるIHI Asia Pacific Pte. Ltd.(以下「IHI AP」)との間で、マレーシアにおけるアンモニア利用拡大に向けて共同で検討をすることを定めた覚書を締結しました。

 

 マレーシアは第12次マレーシア計画に於いて、GHG排出量を2030年までに2005年比で45%削減し、2050年までにカーボンニュートラルを達成する事を宣言しています。この達成には、アンモニアや水素の利用も期待されると考えております。

 

 このたび締結した覚書は、マレーシアにおけるアンモニア利用拡大を通じた脱炭素化に貢献するため、JERA Asia とIHI APが、同国における火力発電所でのアンモニア混焼について共同で検討することを定めたものです。  

 

 当社は、IHIとともに、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業として、碧南火力発電所における燃料アンモニア20%混焼技術の確立や、アンモニア混焼率50%以上に向けた実証事業に共同で取り組んでいます。こうした取り組みに加え、アンモニアや発電所の運用に関する知見を有する当社が、マレーシアで現在稼働する石炭火力発電ボイラ設備容量の50%以上の納入実績などを有するIHIと共同して検討することで、マレーシアの脱炭素化に貢献できるものと考えております。

 

 当社は、世界のエネルギー問題に最先端のソリューションを提供するグローバル企業として、再生可能エネルギーと低炭素火力を組み合わせたクリーンエネルギー供給基盤を提供することで、マレーシアをはじめアジアを中心した世界の健全な成長と発展に貢献してまいります。