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2021年度の夏季重負荷対策について2021/07/01

 株式会社JERAは、今夏の電力需給見通しを踏まえ、本日開催のリスク管理委員会において、「需給対策部会」を設置しました。また、今夏の需給対策について取りまとめましたのでお知らせします。

 

 本年5月25日に経済産業省の「電力・ガス基本政策小委員会(第35回)」において示された2021年度夏季の電力需給見通しでは、今夏はここ数年で最も厳しい見通しになることが確認されております。このため当社は、本年7月1日から9月30日を夏季重負荷対策期間と設定し、リスク管理委員会の下部組織として需給対策部会を設置するとともに、今夏の電力需給ひっ迫に備えて、以下の対策を実施します。

  • 火力発電所の重点部位に対する重点巡視や定期点検を利用した確認(6月末日迄に完了)
  • 供給エリア全体の需給の的確な把握を目的としたJERA独自の需要想定の試行実施および課題抽出
  • 適正な在庫水準確保に向けた燃料調達・配船調整
  • 供給エリア需給ひっ迫時における供給力確保に向けた事前準備(発電所増出力運転の検討、一般送配電事業者との連携等)

 再生可能エネルギーの増加等に伴う電力需給見通しの不透明さ、燃料市場における需給バランスのタイト化、発電設備の高経年化による故障リスクの増大等、火力発電を取り巻く環境は非常に厳しくなっておりますが、関係者のご協力もいただきながら、当社グループの総力を挙げて、エネルギーの安定供給の確保に万全を期してまいります。