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東宝とJERAによる映画制作のゼロエミッション化に向けた覚書の締結について2021/12/17

 東宝株式会社(以下「東宝」)と株式会社JERA(以下「JERA」)は、エンタテインメント分野における脱炭素化に向けて、映画制作のCO2削減に共同して取り組むことを定めた覚書を締結しました。

 

 本覚書は、映画を中心に国内のエンタテインメント分野をリードする東宝と、エネルギー分野のゼロエミッションに先駆的に取り組むJERAが、それぞれの強みを持ち寄り、映画制作のゼロエミッション化に取り組むもので、具体的には次の項目について、協業の可能性を検討します。

 

 ・東宝のゼロエミッション化に向けたロードマップの策定

 ・同ロードマップに基づくゼロエミッションエネルギーの確保

 ・エンタテインメントを通じた両社のゼロエミッションの取り組みに関する発信

 

 本覚書は、エネルギー分野とエンタテインメント分野という異業種の大手企業間での協業を検討するものです。両社は、本覚書に基づき、映画制作におけるゼロエミッション化を追求していくことで、事業領域の拡大やゼロエミッションへの理解醸成に向けた相乗効果が期待できると考えています。

 

 東宝は、常にお客様の目線に立ち、時代に即した新鮮な企画を提案し、世の中に最高のエンタテインメントを提供し続ける企業集団を目指しています。この一環として映画制作のゼロエミッション化にも取り組み、エンタテインメント分野の脱炭素化をリードするとともに、企業価値の向上に努めます。

 

 JERAは、引き続き、「JERAゼロエミッション2050」の実現に向け、エネルギー業界に留まらず、国内外の有力企業とも連携しながら、様々な取り組みを進めてまいります。また、こうした取り組みを通じて新たな価値の創出に努めます。

 

 

東宝株式会社:

映画製作・配給・興行、演劇製作・興行の事業を新宿東宝ビル・日比谷シャンテなどの不動産事業が堅実に支え、アニメ製作やDVDソフトの制作・販売、TOHOシネマズがシネマコンプレックス網の拡充に力を注ぐなど、幅広いお客様に良質なエンタテインメントを提供しています。中でも1954年より続く「ゴジラ」は東宝の代表的IPで世界中に多くのファンを持ち、長年愛され続けています。

https://www.toho.co.jp/

 

株式会社JERA:

東京電力株式会社(当時)と中部電力株式会社により2015年4月に設立された、グローバルな燃料・発電会社です。日本国内に約7,000万kWの発電資産を有し、約3割の電力供給を担う国内最大の発電事業者であり、海外でも約1,000万kWの発電資産を保有しています。2020年10月に、2050年に国内外の事業からのCO2排出量ゼロを目指し、「JERAゼロエミッション2050」を公表しました。再生可能エネルギーの拡大に加え、発電時にCO2を排出しない「ゼロエミッション火力」の開発に努めています。

https://www.jera.co.jp/