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プレスリリース

水素エネルギーキャリアの独自技術を有するドイツ・ハイドロジーニアス社への出資について

2021/09/13

 株式会社JERAは、このたび、子会社のJERA Americas Inc.(以下「JERA Americas」)を通じ、Hydrogenious LOHC Technologies GmbH(以下「ハイドロジーニアス社」)との間で出資契約及び株主間契約を締結し、同社に出資することとしましたのでお知らせします。なお、本件は、TemasekChevron Technology VenturesPavilion Capitalとの共同出資であり、JERA Americasは約1,500万ユーロを出資するリードインベスターとなります。

 

 水素は燃焼時にCO2を排出しないため、火力発電所において、化石燃料に代わる次世代燃料としての利用が期待されています。一方で、大規模な海上輸送に課題があり、現在、水素エネルギーキャリアの技術開発が進められています。当社は、技術的課題の解決を支援し、コスト競争力あるキャリアを選定していく計画です。

 

 ハイドロジーニアス社は、ドイツ・エルランゲンに本社を置く水素貯蔵・輸送技術を開発する企業で、水素エネルギーキャリアの一つである、液体有機水素キャリア(Liquid Organic Hydrogen Carrier, 以下「LOHC」)の独自技術を有しています。ハイドロジーニアス社のLOHCは、媒体としてベンジルトルエンを使用し、化学反応によって水素を添加するもので、液体として常温・常圧で水素の輸送や貯蔵が可能であり、また、燃えにくく爆発しないため、取り扱いが容易なことが特徴です。同社は、現在、ドイツ・ドルマーゲンで世界最大のLOHCプラントを建設中で、2023年に運転開始する予定です。

 

 当社は、ハイドロジーニアス社への出資により、水素エネルギーキャリアのゲームチェンジャーとなり得るLOHC技術の知見獲得に努めるととともに、欧州や北米、アジア等におけるLOHCプラントの展開を支援し、グローバルな水素サプライチェーンの構築に貢献してまいります。

 

 当社は、「JERAゼロエミッション2050」を掲げ、2050年時点で国内外の事業から排出されるCO2の実質ゼロに挑戦しています。火力発電についてはよりグリーンな燃料の導入を進め、発電時にCO2を排出しないゼロエミッション火力を追求しています。今後とも、主体的に脱炭素技術の開発に取り組むとともに、経済合理性を確保すべく努力を重ねていくことで、エネルギーの脱炭素化に貢献してまいります。