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プレスリリース

EDF TradingとのJVによるLNGポートフォリオ最適化の実施について

2017/12/14

株式会社JERAは、このたび、EDF Trading(以下「EDFT」)とのJVによるLNGの売買や輸送等の最適化をグローバル展開することに係る法的拘束力のない基本合意書を締結しましたのでお知らせします。

今後の日本国内におけるLNG需要は、原子力政策や再生可能エネルギー導入拡大等の従来経験のない規模の不確実性を内包しており、従来のスポット調達数量の増減やLNG売買契約に含まれる数量調整条項に依拠した形だけでは、十分な需給変動対応が難しくなっていくと考えております。また、電力システム改革の進展に合わせ、安定的かつ競争力のあるエネルギー供給がこれまで以上に求められると考えています。

事業者としてこれらに対処するためには、世界の天然ガス・LNG各市場とアジアのLNG市場を繋ぐバリューチェーン形成やオペレーションの実施能力を迅速かつ確実に引き上げていくことが必要であると認識しております。当社は、LNG最適化に加えて、柔軟性のあるLNG供給ソースの開発や新たなLNG需要の開拓にも取り組んでおり、これらを併せ、透明で流動性の高いアジアLNG市場の創設に積極的に貢献してまいりたいと考えています。

今回の基本合意は、JERA Trading(以下「JERAT」)が、スポットや短期のLNG市場における一元的な窓口となり、当社及びEDFTのLNGポートフォリオの最適化を行うものであります。当社のLNG需要やグローバルマーケットの変動等を踏まえ、当社の世界最大規模のLNGポートフォリオ及び欧州のメジャープレイヤーであるEDFTが提供するLNG基地・パイプラインガス市場へのアクセスを活用すること、並びに米国において当社フリーポートLNGプロジェクトに関する原料ガス・電力の売買や最適化取引の実施能力を向上させることなどにより、当社が参画するバリューチェーン全体のオペレーションの更なる高度化・効率化を追求してまいります。

最終合意に至った場合には、LNGバリューチェーンの最適化を推進していく為に必要となる一定規模のJERAの人材を海外拠点に派遣し、また、EDFTのLNG関連業務をJERATに統合することで、JERATは、アジア・太平洋および大西洋地域のLNG・石炭・船舶市場で最適化を展開する世界最大規模のユーティリティー系企業となります。日本、シンガポール、英国、米国、オランダを中心に、約300名の従業員が最適化に従事することになります。

なお、当社とEDFTは、双方の親会社が公益事業者として社会的使命を果たしているという価値観を共有しており、2017年4月にEDFTの石炭部門をJERATに統合した後、シンガポールやロンドン等の事業拠点において文化的多様性を活かしつつ、着実に業務を推進して成果をあげてまいりました。今後は、JERATで構築してきた運営基盤を活用し、当社とEDFTにとって重要なLNGポートフォリオの最適化を効率的・効果的に実施してまいります。

当社とEDFTは、来年の最終合意を目指して協議を続けてまいります。

以 上

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図:最適化の実施体制