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グローバル石炭トレーディング事業の実施に係る基本合意書の締結について2016/10/11

株式会社JERAは、このたび、EDF Trading(以下「EDFT」)との間で、JERA Trading Singapore(以下「JERATS」)がEDFTの石炭トレーディング事業を取得することに係る法的拘束力のない基本合意書を締結しましたのでお知らせします。


JERAとEDFTは、2008年以降、業務提携を開始(当初、中部電力とEDFTとして協働し、2015年に中部電力からJERAに承継)し、長期にわたって石炭調達の最適化およびトレーディングを実施してまいりました。今回新たに締結した基本合意書は、EDFTが大西洋地域で培ってきた石炭および石炭船のトレーディングに係る経験やノウハウ等について、JERAがアジア・太平洋地域を中心に展開する事業に統合することにより、JERAとEDFTの関係性を更に強化し、真にグローバルなトレーディング事業を創り出していくものです。


最終合意に至った場合には、JERAは、EDFTとの間の既存の枠組みを解消し、EDFTをJERATSの少数株主として迎えることになります。また、JERATSとして、EDFTの100%子会社であるEDFT AustraliaおよびAmstuw BVの株式全量を取得することにより、豪州ナラブライ炭鉱事業の参画権益7.5%およびオランダのリートランデン石炭ターミナルの操業権100%を保有することになります。また、EDFTの石炭および石炭船トレーディング部門の従業員はJERATSに移籍いたします。


石炭は、グローバルエネルギー市場において引き続き重要な燃料として役割を果たしていくものであり、欧州においては需要の減少が見込まれるものの、アジア地域においては更なる需要の増加が見込まれています。JERAは、EDFTのトレーディングの経験やノウハウを自社に取り込み、アジア地域を中心にトレーディング事業をグローバル展開することにより、調達能力の更なる向上を図っていきます。

JERAとEDFTは、本年12月の最終合意を目指して協議を続けてまいります。


<別紙>事業実施体制 [PDF 102KB]

以上