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三井物産との碧南火力発電所4号機アンモニア混焼実証試験に向けた燃料アンモニア売買契約の締結について2023/06/16

 株式会社JERAは、このたび、三井物産株式会社(以下「三井物産」)との間で、碧南火力発電所(愛知県碧南市)におけるアンモニア混焼実証試験に使用する燃料アンモニアの売買契約を締結しましたので、お知らせします。

 当社および株式会社IHIは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成を受け、碧南火力発電所において、2021年度から、燃料アンモニアの大規模な混焼技術の確立に向けた実証事業に取り組んでいます。
本実証事業は、低コストかつスピーディーに火力発電の脱炭素化を進める第一歩となる重要なプロジェクトです。

 このたび締結した売買契約は、本実証事業において、2023年度末から開始する同発電所4号機における燃料アンモニアの大規模混焼(熱量比20%)に向けて、燃料となるアンモニアを三井物産から調達するものです。本契約により、同発電所への安定的な燃料アンモニアの供給が可能となり、実証事業の着実な前進につながります。
当社は、引き続き安全を最優先に、火力発電所におけるCO2削減技術の確立を目指し、実証事業のステップを確実に進めてまいります。

 当社は「JERAゼロエミッション2050」を掲げ、2050年時点で国内外の事業から排出されるCO2の実質ゼロに挑戦しています。火力発電についてはよりクリーンな燃料の導入を進め、発電時にCO2を排出しないゼロエミッション火力を追求しています。今後とも、主体的に脱炭素技術の開発に取り組むとともに、経済合理性を確保すべく努力を重ねていくことで、エネルギーの脱炭素化に貢献してまいります。


(参考1)大型の商用石炭火力発電機におけるアンモニア混焼に関する実証事業の採択について | プレスリリース(2021年) | JERA

(参考2)碧南火力発電所のアンモニア混焼実証事業における大規模混焼開始時期の前倒しについて | プレスリリース(2022年) | JERA