次世代型CO₂貯留技術の開発を手がける英国スタートアップ44.01社への出資2026/11/04
株式会社JERA(以下、「当社」)は、このたび、次世代型CO₂貯留技術の開発を手がける英国のスタートアップ企業44.01社(読み:フォーティーフォーポイントゼロワン)に対し、JERA Venturesを通じて出資しましたのでお知らせいたします。
44.01社は、中東のオマーンやアラブ首長国連邦および欧州などで事業を展開するスタートアップ企業です。CO₂を水に溶解させた上で、地下のかんらん岩や玄武岩などの岩石層に圧入し、岩石との化学反応によって炭酸塩鉱物として固定化する「CO₂鉱物化」技術開発および事業化を進めています。CO₂鉱物化に必要となるサイトの探索から開発、運転・モニタリングまで一連の独自技術・ノウハウを有しており、産業分野から排出されるCO₂の貯留などへの適用を目指しています。今回の資本提携は、44.01社にとって専業発電事業者との初の資本提携であり、発電分野におけるCO₂鉱物化技術の適用可能性の検討を通じて、その社会実装の加速を目指すものです。
回収したCO₂を地中に貯留するCCSは、CO₂の排出削減が困難な産業の脱炭素化において重要な技術です。現在、CO₂の地中貯留には主に深部塩水帯水層や枯渇油・ガス田が活用されていますが、貯留に適した地質の分布には地域的な偏りがあり、排出源から貯留地点までの長距離輸送が必要となる場合があります。
こうした中、44.01社が開発を進めるCO₂鉱物化技術は、従来とは異なる地質をCO₂貯留に活用し、CO₂を炭酸塩鉱物として長期的に安定した形で固定できることから、CO₂貯留の選択肢を広げる技術として期待されています。また、CO₂排出源の近傍で適地を確保できる場合には、CO₂輸送距離の短縮や関連コストの低減につながる可能性があります。
当社は今回の出資を通じて、44.01社が有するCO₂鉱物化技術と当社が有する脱炭素ニーズとの接続のための知見を共同で蓄積するとともに、CO₂貯留における新たな選択肢として、国内外における当社事業への適用可能性や新たな事業機会について検討してまいります。
当社は「世界のエネルギー問題に最先端のソリューションを提供する」をミッションに掲げるグローバル企業として、再生可能エネルギーと低炭素火力を組み合わせたクリーンエネルギー供給基盤を提供することで、世界の健全な成長と発展に貢献してまいります。今後も最先端技術やビジネスを有するスタートアップとの共創を通じて、新たなエネルギーソリューションの創出とエネルギーの安定供給、脱炭素化の両立に貢献してまいります。
【JERA Venturesについて】
JERA Venturesは、総額3億米ドルの戦略的出資機能を有するJERAグループのコーポレートベンチャーキャピタル組織です。最先端の技術やビジネスコンセプトを有するスタートアップ等への出資のみならず、スタートアップエコシステムを構成する産官学とも積極的に協働し、エネルギー分野におけるオープンイノベーションを実現していきます。
【44.01について】
44.01は、2020年に設立された、独自のCO₂鉱物化技術を保有するスタートアップ企業です。かんらん岩や玄武岩などの岩石とCO₂を反応させて炭酸塩として固定化する技術をもとに、中東(オマーン、アラブ首長国連邦)および欧州を主要な事業拠点としながら、大手グローバルエネルギー関連企業とのパートナーシップを通じて事業を展開しています。
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会社名 |
Protostar Group Limited(ブランド名:44.01) |
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本社所在地・代表者 |
英国ロンドン・Talal Hasan, CEO |
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設立 |
2020年 |
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事業内容 |
かんらん岩・玄武岩等を活用したCO2鉱物化技術の開発 |
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URL |