豪州New South Wales州　新規LNG受入基地の建設およびガス販売事業に関する事業性調査の覚書締結について2018/02/26

丸紅株式会社（以下「丸紅」）および株式会社JERA（以下「JERA」）は、このたび、豪州New South Wales州（以下「NSW州」）にて、新規LNG受入基地の建設及びガス販売事業の事業性調査（以下「本調査」）を、豪州Minderoo Group傘下のSquadron Energy Pty Ltd（以下「Squadron Energy社」）と共同で実施する覚書を締結しました。

本調査では、NSW州の既存港湾設備を利用し、港湾内に新たに浮体式LNG受入・貯蔵・再ガス化設備（Floating Storage Regasification Unit、以下「FSRU」）を設置するとともに、ガスパイプライン等の付帯陸上設備を建設し、NSW州を中心にガスを販売するプロジェクト（以下「本プロジェクト」）の事業性を検討します。

丸紅は、ガスパイプラインをはじめとした豪州での事業経験とFSRUに関する知見を、JERAは、LNGの調達と受入、基地運用に関する知見を有しています。今後、それぞれの専門性を活かして、現地のエネルギー企業であるSquadron Energy社とともに、NSW州を中心としたガスマーケティングやJERAを通じたLNG調達等、本プロジェクトの事業性調査を進めていきます。

本プロジェクトが実施された場合、ガスの需給が逼迫することが予想されるNSW州において、LNGの輸入やFSRUの導入により、エネルギー調達の多様化・安定化を早期に実現することが期待できます。

丸紅およびJERAは、本プロジェクトを通じて、日豪の友好関係に寄与するとともに、日本を含むアジア太平洋地域のLNG安定供給に貢献したいと考えています。

以 上

＜Minderoo GroupおよびSquadron Energy社概要＞