従業員とのコミュニケーションサステナビリティ

基本的な考え方と課題認識

異なる企業文化を持つ2つの電力会社が統合して誕生した当社が、統合のシナジーを最大限に発揮して成長するためには、One Teamとして団結し、真に融合することが何よりも重要です。当社では、様々な社内交流を企画・展開し、社内融合・統合の「深化」に向けて継続的に取り組みます。

社内コミュニケーションの不足は、従業員のモチベーション低下やストレス増加を招き、生産性の低下にもつながることから、企業が解決すべき重要な課題です。

昨今のコロナ禍によりリモートワークが浸透する中、当社は、オフィスとリモートを組み合わせたハイブリッド型の「新テレワーク制度」を導入しました。多様な働き方を前提としつつ、従業員がOne Teamという意識を持ち、活き活きと働く環境を整えます。

そのため、当社は社内コミュニケーションを重要施策の一つに位置付け、様々な社内交流企画を展開し、社内融合・統合の「深化」に取り組みます。

オンラインカフェ

リモートワークが浸透する中、従業員同士のコミュニケーションを活性化させることを目的に、小野田社長を交えてのコーヒーブ レイクや全社員オンライン交流イベント（One JERA Party）を開催しています。

コミュニケーションに関する悩みの共有やその解決手段など、様々な題材で話し合う貴重な交流の場となっており、雑談の中から アイデアやイノベーションが生まれるきっかけにもなっています。

なんでもポストを通じた経営層と従業員のコミュニケーション

従業員からの疑問・質問、改善提案、不安や悩みごと、喜びの声などを自由に社内イントラから匿名で投稿できる「なんでもポスト」を設置しています。投稿内容は経営層まで報告され、主管部署からの対応案と併せて全社にフィードバックしています。2021年度は75件の投稿が寄せられ、疑問の解消だけでなく、身近な業務改善につながる事例も多く生まれました。

従業員とのコミュニケーションを促すオープンなデザインのオフィス

従業員満足度調査

当社は従業員の仕事に対する意見や働きがいなどを定量的に把握するために、年に1回「従業員満足度調査」を実施しています。

調査項目は「仕事と評価」「働く条件と環境」「会社へのロイヤリティ」の3つのカテゴリーで、2021年度の回答率は94.4%でした。

JERAの従業員満足度（総合ポイント）は69％で、委託した調査会社で実施している全企業平均よりも11ポイント高く、今年度も良好な水準を維持できていることを確認しています。調査で浮き彫りとなった課題については、経営トップが改善に向けて対応策を検討するとともに、今後の会社施策や経営戦略策定のための基礎データとしても活用し、より魅力ある職場づくりや企業価値の向上にもつなげています。