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東京エリアにおける日本卸電力取引所(JEPX)スポット市場への入札価格に反映する石炭に関する限界費用の考え方の見直しについて2023/06/30

 

 当社は、東京エリアにおける一般社団法人日本卸電力取引所(Japan Electric Power eXchange、略称「JEPX」)スポット市場への入札価格に反映する石炭に関する限界費用の考え方を見直すこととしましたので、お知らせします。

 

 当社は、電力需給ひっ迫を極力回避する上で、JEPXスポット市場に対し適切な価格シグナルが発せられることが重要と考え、2021年11月に東京エリアにおけるガス火力のJEPXスポット市場への入札価格に反映する限界費用の考え方を、LNGのスポット調達等追加的な燃料調達価格を考慮した価格に見直しております。

 

 このたび、当社の有する電源ポートフォリオ全体を通じて燃料の需給状況をJEPXスポット市場に発信することが重要と考え、東京エリアのJEPXスポット市場において、石炭についてもスポット調達等追加的な燃料調達価格を考慮した価格に見直すこととしました。この対応によって、JEPXスポット市場の入札価格に、より明確に燃料の需給状況が反映され、適切な価格シグナルが市場に対して発信されることとなり、燃料制約による電力需給ひっ迫の可能性低減につながると考えております。今後、電力・ガス取引監視等委員会の確認が完了した後、適用を開始いたします。今回の取り組みを継続していくことにより、今後、追加的な燃料調達価格が上昇した場合には当社のJEPXスポット市場入札価格も上昇し、下落時には当社のJEPXスポット入札価格も下落することとなります。

 

 当社は、これまで行ってきた当社独自の電力需要想定に基づく、機動的かつ安定的な燃料調達を継続しながら安定的な燃料調達・電力供給力の確保に努めるとともに、関係者のご協力もいただきながら、当社グループの総力を挙げて、エネルギーの安定供給確保に万全を期してまいります。