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グリーンアンモニア製造プロジェクトに関するReNew社との共同開発契約の締結について2024/04/19

 株式会社JERAは、このたび、インドの再生可能エネルギー事業者であるReNew社との間で、グリーンアンモニアの製造プロジェクト(以下「本プロジェクト」)に関する共同開発契約を締結しましたので、お知らせいたします。

 ReNew社は、現在、インド東部オディシャ州パラディップにおいて、グリーンアンモニア製造(再生可能エネルギー一体型)プロジェクトの開発を進めています。本プロジェクトは、インドの競争力が高い再生可能エネルギー(約50万kW)を利用して、グリーン水素を生産し、その水素を原料として年間約10万トンのグリーンアンモニアを生産することを想定しています。
 本契約に基づき、当社とReNew社は以下の項目を検討してまいります。
 ・基本設計および詳細設計を通じた本プロジェクトの共同開発
 ・本プロジェクトから生産されるグリーンアンモニアの日本への供給

 インドは、国家水素ミッションを掲げ、水素・アンモニア製造に関する様々な支援制度を打ち出すとともに、再生可能エネルギーのポテンシャルが高く、アジアにおけるグリーン水素・アンモニア製造の生産拠点になり得ると考えられています。
 ReNew社はインドの独立系再生可能エネルギー事業者大手であり、2017年に当社が出資参画して以来、良好な協業関係を築いてまいりました。ReNew社の高い再生可能エネルギー開発能力と当社のフルバリューチェーン構築に関するノウハウを活かしながら、本プロジェクトに取り組んでまいります。

 再生可能エネルギーから生成されるグリーンアンモニアは、製造および燃焼時にCO₂を排出しないことから、当社が掲げる「JERAゼロエミッション2050」の実現に大きく貢献すると考えており、このたびの協業は、国際的な脱炭素社会への移行の実現に寄与するものと考えております。
 なお、当社は本プロジェクトにおいて、再生可能エネルギーの子会社JERA Nex社を通じ、グリーン水素・アンモニアの製造に不可欠な再生可能エネルギーの開発を推進してまいります。

 当社は、今後とも、国内外の有力企業とも連携しながら、水素・アンモニアのサプライチェーンの構築、拡大に取り組むことで、アジアを中心としたグローバルな脱炭素化とエネルギー問題の解決に貢献してまいります。
 

署名式の様子

左から株式会社JERA 再生可能エネルギー事業部長 沖俊博、水素・アンモニア上流事業部長 堤直己、ReNew社 Executive Vice President, Head-International BDO Prabhat Kumar Mishra、General Manager Head-APAC, BD, Nikunj Nangalia