モザンビークLNGプロジェクトからのCPCとのLNG共同購入について2019/05/13
株式会社JERA(以下「JERA」)は、このたび、台湾最大手の石油・ガス会社であるCPC Corporation(以下「CPC」)とともに、Mozambique LNG1 Company Pte. Ltd.(以下、「モザンビークLNG1社」)との間で、モザンビークLNGプロジェクトからのLNGの共同購入に関して、売買契約書を締結しました。
本プロジェクトは、モザンビーク共和国沖合にて産出される天然ガスを、同国北東部に建設するプラントで精製・液化し、出荷するプロジェクトです。当社は、CPCとともに、本契約に基づき、プロジェクトの生産開始から17年間、年間160万トンのLNGを共同で購入します。本契約は、当社と海外企業との間の共同購入としては、初めての長期契約であり、お互いの需給状況によってLNGを融通する等、柔軟なやりとりが可能です。
本契約の仕向地に関しては2017年6月に公正取引委員会が公表した液化天然ガスの取引実態に関する報告書に沿った内容です。
また、本契約の購入価格指標には、一部に欧州ガス価格を採用しております。本プロジェクトは、欧州と日本の中間地点に立地していることから、欧州への仕向地変更によって、国内のLNG需給の不確実性への適切な対応や、LNG調達ポートフォリオの最適化機会の拡大が期待できます。
当社は、今後とも、適切なLNG調達ポートフォリオの構築と、その最適な運用によって、事業環境の変化への柔軟な対応と、企業価値の最大化に努めてまいります。
<売買契約の概要>
売 主 |
モザンビークLNG1社 |
買 主 |
JERAおよびCPC |
契約期間 |
商業生産開始から17年間 |
契約数量 |
160万㌧/年 |
引渡条件 |
DES |
以 上